暴落局面のS&P500の投資戦略と安値目途

暴落局面が続いています。

この記事では今後数カ月のS&P500の投資戦略と安値目途について考えていきます。

この記事は、以下のような方にお勧めです。

・暴落局面で混乱しどうしたらいいかわからなくなっている方
・この暴落局面を利用して最高の玉を仕込みたい方

目次

今回の暴落局面の要因とポイント

おさらいですが、ポイントは以下です。
・FRB(米国中央銀行)の金融政策の動向
・利上げ回数、スピード、タイミング

・QT(Quantitative tightening= 量的引き締め)のタイミング
・米国経済が好調を維持できるかどうか(決算)


FRBがこれだけタカ派(マーケットに厳しいスタンス)に動いている要因は明確で、急激なインフレ(物価上昇)です。

インフレ退治のため利上げやQTなどの金融引き締めを行っています。

株価が暴落しているのでFRB議長のパウエルさんをこのヤロー!と思ってる方もいるかも知れませんが、これは適切な対応です。

このままインフレが進んでしまえば、経済は崩壊します。リセッションとゆうやつです。

インフレ退治ができなければ、それはいずれ企業業績を落ち込ませ、経済が低迷します。

それでは遅いのでFRBはインフレ退治に躍起になっています(もう急激なインフレ進んじゃってますけどねw)。

金融引き締めの折り込み→長期金利の上昇→株から債券への資金移動(グレートローテーション)が起きているという状況です。

グレートローテーション局面では、基本的にファンダメンタルズ(企業業績)もテクニカルも関係ありません。

そもそもグレートローテーションにより株式市場から資金が抜けている。

だからどんな銘柄の株価も下がる。

これが今の構図です。

この局面で無理に買い向かうのは非常に危険です。

ガチホとか言ってる場合ではないです。

今は、積み立てNISAなど長期投資資金以外は全てロスカットして現金化しましょう。

「Stay Silently with Cash」
です。

一旦株式市場から距離を置き、タイミングが来るまで待ちましょう。

投資戦略

幸い相場環境として下げ止まりのタイミングは明確です。

FRBの金融政策(利上げ回数、スピード、タイミング、QTの予定)がほぼ確定し、市場に折り込まれたタイミング。

要するに悪材料出尽くしのタイミングです。

一つの目途は、2022年3月15、16日のFOMC(金融政策決定会合)です。

ここで利上げが開始され、金融政策の概要が明確になれば、金利も安定し株式市場に資金が戻ってくると想定しています。

こんな相場なのでサービスで有料noteから少し情報出しますね。

S&P500の週足チャートに歴史的なショック安の局面を重ねたチャートです。

画像を拡大表示
S&P500の週足チャート+過去のショック安

このチャートを見れば一目瞭然ですが、

S&P500はリーマンショック、vixショック、サブプライムショック、コロナショックなどすべてのショック安から不死鳥のように蘇っています。

S&P500が戻らない時は世界が崩壊する時です。

以上をふまえ、

私の投資戦略は、「買い一択」です。

具体的な買い方やタイミングは以下のnoteにまとめた通りです。

https://note.com/yoshi0320/n/n45c71b6f87fa

今回もこの手法で相場と向き合います。

むしろコロナショック以来のビッグチャンスが到来すると考えています。

さて、続いてS&P500の安値目途を探っていきましょう♪

S&P500の安値目途

いくつかの方法で安値目途を見積もることができます。

考え方としては2つあり、サポートになる移動平均線と高値からの下げ幅です。

200日移動平均線(200EMA)

テクニカル的には200EMA(指数平滑移動平均線)は重要な下げ止まりポイントです。

これまでS&P500でも重要なサポートになってきました。

前回200EMAを割ったのは2年前の2020年3月のコロナショックの時です。

それだけ厳しい相場環境に今我々は置かれています。

しかしながら、S&P500は既に200EMAに到達しており、ナスダックやラッセル2000はあっさり既に突き抜けているので、ここで止まるのは難しいかなと思います。

高値からの下げ幅

こちらが本命です。

ではどこの水準で考えたらよいのか?

まずは、過去に学びましょう。

以下が主なショック安の高値から安値の下げ幅です。

歴史的なショック安S&P500
高値からの下げ幅
サブプライム~リーマンショック-57.42%
欧州債券危機17.15%
チャイナショック-15.10%
VIXショック-20.20%
コロナショック-35.46%

これを見ると、-15%~ −57%

これが歴史的なショック安の際の調整幅です。

この中でリーマンショックは今ほど金融システムが成熟していない中での出来事、コロナショックはウイルスによる特殊なショック安なので、今回は-15%~-20%を一つの目安と考えるとよさそうです。

直近のS&P500高値は4818

ここから、-15%、-20%の位置は以下です。参考に-10%も。

 -10%:4336
 -15%:4095
 -20%:3854


これらのラインが有力な安値目処のラインになります。

チャートはS&P500の週足チャートで緑のラインが下げの目途の位置です。

S&P500週足チャートと下げ幅

ちなみに、3854はテクニカル的にもあコロナ安値と直近安値の値幅からの38.2%押しの位置です(フィボナッチリトレースメント)。

このラインを目途に、私は、3~5回に分けてS&P500連動商品を買っていく計画です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、S&P500の投資戦略と安値目途について考察してみました。

厳しい相場が続きますが、遅くとも3月には相場は反転し、上を向くと考えています。

繰り返しになりますが今は 「Stay Silently with Cash」 です。

今は資金も精神もすり減らさないでください。

特に大事にしなければならないのはメンタルです。

やられにやられて精神がすり減った後では、チャンスが来ても買えません。

何をやっても損する気がして怖くて買えないです。

コロナショックの時の私がそうでした。

今回はコロナショックの反省を活かす素晴らしいチャンスと捉えています。

この2年で、私は投資手法ごとのリスク・リワードを分析し、自分の中でリスク・リワードが最も優れると考えられる手法に辿りつきました。

また、何よりコロナショックの経験値とデータがあります。

セクターや投資商品ごとに暴落局面での資金の抜け方、反転時の資金の入り方の記録もあります。

今は怖いどころかこの数年に一度の投資チャンスにワクワクしています(笑)

では皆さん、無理はせず、この相場に毅然と立ち向かいましょう。

ではまた☆彡

GMOクリック証券CFD

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

※当ブログではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しています※

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