相場の振り返り(2022年8月1週目)~S&P500分析、投資戦略~

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こんにちは。YOSHIです。
この記事では、S&P500等の各指数の一週間を振り返り、投資戦略について考えていきます。

週末のうちに状況整理をして来週の相場に備えましょう。

目次

WEEKLY MARKET REPORT

相場状況の理解のためには、S&P500や日経平均などの株式市場だけでなく、仮想通貨やコモディティ市場の状況を理解し、経済全体の動向を確認することが重要です。WKKLY MARKET REPORTにまとめました。

S&P500 一週間の動き

世界の優良企業500社を集めたインデックスであるS&P500の一週間の動きにDeep Diveしましょう。

S&P500 日足チャート
月曜-0.28%
まちまちの展開。ISM製造業指数(結果:52.8、予想52.0)新規受注、生産に陰り。ペロシ下院議長が台湾訪問予定で、中国と米国間に地政学リスク懸念。VIX急騰。S&P500 利確売り優先。MMFI 67.46。
火曜-0.67%ペロシ下院議長の台湾訪問で軟調な展開。到着後上昇するも、FRB理事の発言で金利急騰、株式市場下落。S&P500 5EMA上で小動き。MMFI 66.57。
水曜+1.56%大幅高。ISM非製造業指数(結果:56.7、予想:53.5)仕入れ価格改善(80.1→72.3)。インフレ懸念を和らげる内容で株高。S&P500 5EMAに沿って上昇。理想的な上昇チャートを描く。MMFI 70.03。
木曜-0.08%まちまちの展開。雇用統計控え様子見。原油⤵︎ ゴールド⤴︎ コモディティ⤴︎ イングランド銀行0.5bp利上げ。景気後退を予測。NMFI 68.99。
金曜-0.16%良好な雇用統計の結果(雇用者数 結果52.8万人増・予想25万人増、平均時給5.2%増。予想4.9%増)を受け、賃金インフレ懸念→金利急騰→ハイテク中心に下落。S&P500 5EMAをギリギリ維持。MMFI 69.22。

今週は終わってみれば小動きになりました。引き続きインフレ-利上げ見通し-景気の綱引きで、経済指標の結果で右往左往している展開です。8/10に発表されるCPI(消費者物価指数)の結果に大きな注目が集まります。

相場が気にしている大事なポイントは以下の通りです。

インフレ
⇒7月CPI、PCEデフレーターではピークアウトが確認できずインフレ継続。7月雇用統計の結果、賃金インフレ懸念。



利上げ見通し
⇒7月FOMC 75bp利上げ。政策金利2.5(中立金利)


景気
⇒2四半期連続 GDPマイナス成長でテクニカルリセッション入り。米国のリセッションは全米経済研究所(NBER)が判断。

決算
⇒GAFAM含めそれ程悪くない。

今週のトレード

私は短期トレード、経済サイクルを考慮した投資、インデックス長期積み立て投資に分けて運用しています。短期トレードの内容を紹介します。

今週は株は持ち越したS&P500,ナスダック100、マザーズをホールドすると共に下落した火曜と金曜に買い増ししました。全弾持ち越ししています。

また、コモディティでシルバーとコーンのショートに入りましたが反転してきたので微益で終了しています。景気が強いとコモディティが反転してくるのでなかなか難しい展開です。

来週のトレード戦略

来週は8/10のCPIの前にロングは半益を検討したいと考えています。CPIの結果インフレピークアウトが確認されれば早めのロングの追加(一気に上げて追いていかれる展開が想定されます)、インフレ継続であれば大きく下げて落ち着いたところではやりロングの追加を検討したいです。またVIXが下げ続けているのでヘッジがてら少し持っておきたいです。

金曜の雇用統計でインフレ継続→利上げ加速リスクが再度台頭していきているのでCPIはやはりかなりのリスクイベントになると考えています。わかりやすい状況なので、月・火で事前に調整が入るかもしれません。

また、天然ガスのロングと原油のショートを先週から虎視眈々と狙っています。いずれも大きなトレンドに沿った動きですが、コモディティはボラが大きいので慎重に立ち回りたいです。更に、FX口座を開設してドル円のショートも地味に狙っています。バブル崩壊には順張りです。

経済サイクルを考慮した投資戦略

経済サイクルは「インフレ-利上げ見通し-景気の綱引き」です。経済サイクルをの動きを予見し、賢く資金を動かしましょう。これがまさに「投資」です。

今週はTECLDirexionデイリーテクノロジー株ブル3倍ETF」を長期投資枠で買い始めました。いわゆる「レバナス」と呼ばれる商品です。悪名高きレバナスですが、上昇局面で買うにはこれほどよい商品はないです。金利下落局面を見越して、この商品を積み立てていくという少し変態的な取引をしたいと思います(笑)

また、金曜の金利上昇でTMFが大きく下落してしまいましたが、長期的に金利がガンガン上げていくとは考えにくいのでホールド(なんなら買い増し)したいと考えています。

景気悪化局面の投資
ロング

ヘルスケアセクター:CURE、XME in①(7月4週目)
生活必需品セクター:XLP
公益セクター:XLU
ハイグロ:QQQ、TECLin(8月1週目~:長期積み立て枠)

ショート又はベア商品
エネルギーセクター:ERY、XLE
コモディティセクター:DJP、コーン、Cupper、Silver、(Glod)
国債連動(金利が下げたら上昇する銘柄):TMF →in①(2022年7月2週目)in②(2022年7月3週目)in③(2022年7月5週目)

経済の流れ

インフレ→利上げ→景気悪化懸念で原油・コモディティ価格下落→金利下落→景気悪化(決算悪化)→インフレ収まり→利上げ終了→利下げ

主な経済指標/今後のスケジュール

経済指標の結果を受けてアタフタするのではなく、先取りして投資戦略に反映させましょう。

8/1 ISM製造業指数
8/2 FRBメンバー発言(エバンス、ネスタ―、ブラード)
8/3 ISM非製造業指数
8/5 雇用統計
8/10 CPI
8/11 OPEC月次報告

8/17 小売売上高
8/25-27 ジャクソンホール会合

9/2 雇用統計
9/13 CPI
9/20-21 FOMC
11/1-2  FOMC
11/8 米国中間選挙

来週はCPIですね。2カ月連続でインフレピークアウトが期待されつつも高い値が出ているので、今回はどうなるかに注目です。

まとめ

相場は少しきな臭くなってきました。CPIの結果を受け先週のレンジを上か下に大きく動くことになると思います。

シートベルト締めていきましょう。

ではまた。

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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