相場の振り返り(2022年11月2週目)

米国株

こんにちはYOSHIです。
この記事では、一週間の株式相場を振り返り、今後のスケジュールを確認します。
週末に相場状況を整理し、来週の相場に備えましょう。

目次

相場の振り返り

S&P 500日足チャート

 

 S&P500の日足チャートを確認します。先週は5EMA(5日指数平滑移動平均線)を割れ一時的に下落トレンドに入りましたが(水色)、木曜日に発表されたCPI(消費者物価指数)の結果を受け一気に上昇トレンドに回帰しました(黄色)。現在、5EMAを上抜け強いチャート形状を見せています。また、木曜・金曜の上昇は出来高も大きく強い買いが入っていることがわかります。オシレーター系の指標をみてもまだ過熱感もそれほどないのでこの上昇トレンドがどこまで続くのかに注目です。

米国市場を中心とした一週間の動き

 CPIの結果、ついに待ちに待ったインフレピークアウトを示唆する結果が得られました。
   2022年11月 CPI 総合(前年比)結果+7.7%予想+8.0%、コア(前年比)+6.3%予想+6.5%
これを受け、長期金利は週間で-7.52%の大幅下落、株価は大幅上昇を見せました。特に金利上昇により押さえつけられていたナスダックは8%を超える大幅上昇となりました。今年一年間、苦しめられていたインフレがついにピークアウトした可能性があります。これが続けば、金利は緩やかに下落するとともに、株価もジワジワと上昇していくと想定されます。ここまで本当に長かったですね。

生き残った皆さんおめでとうございます。ここからが勝負の時です。

マクロ環境

 マクロ環境の争点は「インフレピークアウトが継続するか、利上げ見通しが減速するか、また、経済が耐えられるか」に移ってきました。引き続き不況下にあることには変わりないので各企業が耐えられるか自力が問われますね。

インフレ
8月発表のCPI、PPIにてインフレピークアウトを示唆。9月、10月発表のCPIの結果インフレ加速。11月発表のCPIにてインフレピークアウトを示唆。

利上げ見通し
7月 75bp利上げ。9月 100bp利上げ。11月75bp、12月50bp利上げ見通し。12月以降に利上げ減速の可能性を議論。最終的な金利水準は従来予想より高くなった。

景気
2四半期連続 GDPマイナス成長でテクニカルリセッション入り。経済指標では景気後退示唆。

決算
決算まちまち。金融OK、SNAPmiss、テスラmiss。GAFAM決算総崩れ。

主な経済指標/今後のスケジュール

 来週は火曜日の生産者物価指数(PPI)に注目です。今後、引き続き景気関係の指標を確認しながら進めると共に、株価が上昇しすぎるとパウエル議長はじめFRBメンバーから牽制するコメントが出るかもしれませんのでその点は要注意です。

相場雑感

 インフレピークアウトは相場がここ半年程期待していたことであり、今週のCPIの発表は非常に嬉しい結果でした。コモディティ価格は6月頃にピークアウトしているので、やはりCPIは半年程の遅効性があるのでしょうか。今後のイフレ減速の継続に期待したいところです。相場のサイクル(季節性)では、年末にかけて最も株価は上昇しやすいタイミングなので年末高に期待です。年初に想定した今年は下を掘って戻して結局±0が達成されるか。油断禁物ですが私の本来のトレードスタイルであるスイングトレードを仕掛けていきたいと思います。

ではまた。

GMOクリック証券CFD
米国株

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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