こんにちはYOSHIです。
この記事では、一週間の株式相場を振り返り、今後のスケジュールを確認します。週末に相場状況を整理し、来週の相場に備えましょう。
相場の振り返り
S&P 500日足チャート
S&P 500日足チャートを確認していきましょう。
- 上昇トレンド継続
- 25EMA(25日指数平滑移動平均線)まで調整するも水曜の出来高特大の大陽線で戻す
- 木・金再び調整が入る
- StochRSI(一個目のオシレーター)少し過熱感
- MACD(二個目のオシレータ―) Dead Crossしかかるも持ち直し
- RSI(三個目のオシレーター)やや過熱感あるもしっかり調整が入っているから問題なさそう
- DMI(四個目のオシレータ―)アップトレンド継続
総括すると「悪くない上昇チャート」と判断しています。チャートだけ見ると25EMAを割れさえしなければ上昇トレンドが継続しそうです。ほどよく調整が入って需給も整理されており過熱感もありません。外部環境としても長期金利が下げ続けていますし、サプライズなネガティブ要因がなければふらふらと上に向かっていくように思います。
米国市場を中心とした一週間の動き
今週は、終わってみれば上昇の一週間でした。長期金利、VIXも大幅下落しています。ただ上昇は水曜の大幅上昇だけでしたのでここで乗れていないと全く意味がなく、なんなら高値掴みになっている方もいるのではないでしょうか。難しい相場です。
セクターは、金利低下によりハイテク株が上昇し一方で先週まで上昇していたディフェンシブセクターが弱い印象です。資金がローテーションしているように見えます。コモディティは、ボラが大きいですね。原油や貴金属が大幅上昇。先週大きく上げていた天然ガスが全戻ししています。
マクロ環境
今週はパウエルFRB議長の講演がありました。メッセージは以下の赤字部分で12月の利上げ幅縮小を示唆しつつも、最終到達点は高めに考えており、じっくりとインフレと向き合う姿勢が示されました。「インフレピークアウトが継続するか、利上げ見通しが減速するか、また、経済が耐えられるか」が引き続きのポイントです。
インフレ
8月発表のCPI、PPIにてインフレピークアウトを示唆。9月、10月発表のCPIの結果インフレ加速。11月発表のCPIにてインフレピークアウトを示唆。
利上げ見通し
7月 75bp利上げ。9月 100bp利上げ。11月75bp、12月50bp利上げ見通し。12月以降に利上げ減速の可能性を議論。最終的な金利水準は従来予想より高くなった。政策金利の到達点は「5-7%のレンジ」。パウエル議長 12月にも利上げ幅縮小を示唆。最終的な政策金利の到達点は9月時点の4.6%予測よりも高くする必要がある。
景気
2四半期連続 GDPマイナス成長でテクニカルリセッション入り。経済指標では景気後退示唆。
決算
決算まちまち。金融OK、SNAPmiss、テスラmiss。GAFAM決算総崩れ。
主な経済指標/今後のスケジュール
来週はISM非製造業、PPIなどの経済指標で経済状況の確認です。基本的にBad news is good newsになると思いますので、経済状況が悪い数値が出た方が株価にはポジティブに働きます。12/13にCPIが発表されますのでこの結果待ちの展開になるでしょう。
相場雑感
パウエル議長の発言で大きく株価が動いてきましたね。目先調整していますが、長期金利は下落していますし株価にとってはよい状況になってきています。このままインフレと利上げがピークアウトとなれば、ステージが変わると思われます。
一方で、不景気はしばらく続きますので企業業績がどこまで持つかといった状況です。そろそろ全米経済研究所からリセッション宣言が出されるでしょうか。過去の経験則からするとリセッション宣言が出された頃に株価は底を打ち反転しています。私は既に長期投資枠では買い進めており、スイングのトライしています。相場状況をウォッチしていきましょう。
ではまた。
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