相場の振り返り(2022年2月4週目)~S&P500 底打ち反転時のデータ~

ロシアのウクライナ侵攻が現実のものに。
大暴落→セリクラ→強く反転した一週間を振り返ります。

S&P500の底打ち反転時のデータを振り返ります。
非常に重要な生データです。
しっかりと振り返り、頭に叩き込みましょう!

目次

Weekly Market Report

まずは「5秒でわかる昨日のマーケット」のヘッドラインを振り返りましょう♪

月曜日 S&P500 休場
ウクライナ東部の親ロシア派のドネツク州とルガンスク州がウクライナからの独立を申請→ロシアが承認→これによりロシアは盟友を救うというウクライナ侵攻の名目を得た→プーチン大統領がドネツク、ルハンスクにおける平和維持作戦を指示。

火曜日 S&P500 -1.01%
アップダウン激しい展開。
反転して開始→バイデン大統領の会見前に下落→大した発表なくその後上昇→引けにかけて下落。各国はロシアに対して経済制裁。

水曜日 S&P500 -1.84%
寄り天で下げ続ける展開。全面安。
ウクライナ非常事態宣言。各国経済制裁を強める。エネルギー(+1%)、コモディティ(+0.9%)のみ上昇。インフレ加速。

木曜日 S&P500 +1.50%
ロシアのウクライナ侵攻を受け大暴落で始まるもハイテク中心に強く反転。ウクライナ出尽くし、利上げ見通し後退が要因か。

金曜日 S&P500 +2.24%
リスクオン!2日連続の大幅高。
ショートカバーを巻き込みつつ大きく上昇⤴
2番底は2/24の安値4114で確定。本格的な反転局面へ

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今週は残念ながらロシアによるウクライナ侵攻が現実のものとなってしまいましたね。

連日ショッキングな映像やニュースが報道されています。

残念なことです。

プーチン大統領のウクライナ侵攻の名目作りはなかなかでしたね。

親ロシア派のドネツク州とルガンスク州にウクライナからの独立を申請→ロシアが承認→これによりロシアは盟友を救うというウクライナ侵攻の名目を得て侵攻

ってどうゆうことやねん!と突っ込んでしまいました。

誰がどう見てもロシアが裏で糸引いてますもんね(笑)

まぁそれはそれとして、我々投資家(トレーダー)は、感情は抜きにして冷静に相場の声を聴かなければなりません。

木・金の急反発は痺れました。

ほとんど押し目なく上げ続けましたね。

早め入っていないと、どんどん高値掴みになるリスクが上がる局面で、非常に買いずらい上げでした。

躊躇していたり、ウクライナや金融引き締めが気になって買えなかった方か多いのではないでしょうか。

かくゆう私もその一人。

木曜のアフターマーケットで少し買ったもののまだまだ十分なポジションを構築できていない状況です。

S&P500 底打ち反転時のデータ

S&P500 日足チャート

S&P500底打ち反転時のデータをまとめます。

これは非常に貴重な生データになります。

S&P500底打ち反転時のデータ
・高値4848から-15%付近:4095の少し上:4114で反転
・長い下髭、大きな出来高を伴って反転
・VIX:37.79、Fear&Greed 26
・オシレーター指標

 RCI:底練り-83.33、Stoch RSI:底練り9.32、MACD:-48.85、RSI:37.54
・ボリンジャーバンド-3σタッチで反転
・200EMAから-6.63%の下方乖離の位置で反転

やはりVIX30越え、Fear&Greed 20台という状況は反転の一つの目安になりますね。

反転しているものの現時点のチャートを改めてみると、これはまだ下げるリスクがありそうなチャートですね。

トレンドラインを突破できていません。

上値は買わず、押し目を待った方がよいでしょう。

あくまで現時点のチャートで見ると押しの目の目安は以下です。

押し目ラインの目安
5EMA:4336
フィボナッチリトレースメント38.2%押し:4280

来週は、一旦押すorヨコヨコしてからまた上を目指すのか。

それとも押し返されて3番底を目指すのか。

相場の声に耳を傾けましょう♪

3月の主要な経済指標/今後のスケジュール

3/1 ISM製造業指数
3/2,3 パウエル議会証言
3/5~FOMC Fed(Federal Reserve System:中央銀行制度)高官ブラックアウト期間
3/9 テーパリング完了(Fedバランスシート最大)
3/3 ISM非製造業指数
3/4 雇用統計
3/10 CPI(消費者物価物価指数)
3/15,16 FOMC
3/18 メジャーSQ
3/29 日本権利付最終日
3/30 日本権利落ち日

さて、ついにこの時がきましたね。

コロナ以降長らく続いた量的緩和策(QE:Quantitative Easing)⇒テーパリング(量的緩和策による金融資産の買い入れ額を順次減らしていくこと)は3/9に終わりを迎えます。

Fedのバランスシートは3/9がピークになり、米国中央銀行による市場の下支え効果は消えます

3/15、16には速やかに金利引き上げが計画されており、量的引き締め政策(QT:Quantitative tightening)開始の議論が起こります。

これらは、株価にとって劇薬です。

年初からS&P500は15%下げました。

これはチャイナショックと同水準です。

この下げが、金融引き締め(金利引き上げ、QT)をどこまで折り込んでいるか、

FRBがどうかじ取りをするか、

米国経済がインフレに耐えられるか

この辺りが、今後の相場の行方を占ることになります。

3/5~Fed高官のブラックアウト期間(よけいなことをしゃべっちゃダメな期間)になり、3/2、3にパウエルFRB議長の議会証言があるので、この辺りで何らかのヒントが得られるのではと思います

3月も痺れる展開になりそうですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今週は地獄の大暴落から大きく反転というまさかの動きでしたね。

私もここまでの急激な反転は全く予想できませんでした。

相場格言「遠くの戦争は買い」が実践された一週間でした。

しかし、皆さん気を引き締めてください。

ついにFRBの金融引き締め政策(利上げ、QT延長)が具現化する時が来ました。

本番はこれからです。

相場は大きく荒れる可能性があります。

私はショートも活用しつつ、引き続き相場に喰らいついていきたいと思います。

なお、中期的には、3月中旬ぐらいを目途にフルポジで春相場を迎える計画です。

ではまた☆彡 

GMOクリック証券CFD

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

※当ブログではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しています※

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