今週はアップダウンの激しい一週間でした。
引き続き話題の中心はウクライナ情勢ですね。
一週間の振り返りと共にS&P500のチャート分析、来週の経済指標などについて確認していきたいと思います。
Weekly Market Report
「5秒でわかる昨日のマーケット」のヘッドラインを振り返りましょう♪
月曜日 S&P500 -2.95%
ロシア-ウクライナ停戦交渉期待で大きく戻すも引けかけひたすら売られる展開
火曜日 S&P500 -0.72%
大きく反発するも引けにかけて下落。株式市場からの資金抜け。ウクライナ問題→インフレ加速、世界経済断絶→国のデフォルト懸念、企業倒産懸念→リセッションを意識
水曜日 +2.57%
ウクライナ情勢停戦期待「外交的解決に向けた用意がある」+OPECプラス増産要請で原油価格-12%⇒株式リスクオン‼ただし出来高を伴っておらずショートカバー主体か。
木曜日 S&P500 -0.43%
4指数とも反落。CPI 前年比7.9%の上昇。インフレ継続。ECBは量的緩和の縮小を加速させる方針を示す。停戦協議進展なし。
金曜日 S&P500 -1.30%
4指数とも連日の続落。水曜日の大幅高分を全て吐き出す。プーチン大統領が停戦協議進展を匂わすもウクライナ側が否定
今週は、水曜日に停戦協議進展期待+原油増産期待により大幅な反発するものの、木・金で全て吐き出し終わってしまいました。
週間で見ると結局は下落。
株式市場からの資金流出が続きます。
S&P500 チャート分析
綺麗な下落トレンドが続いています。
現在の位置を三番底とみるか、三番底はまだとみるか。
まずは週明けに下げが続くか見守りたいところです。
S&P500の下げ目安を確認します。
S&P500 下げの目安
-10%:4336
-15%:4095
-20%:3854
金曜の終値は4204なので再び-15%に迫っています。
更にFear&Greedは13なのでいつ反転してもおかしくない水準です。
ただし、現状はテクニカルもファンダも効かない状況が続いています。
結局、ウクライナの停戦協議の行方次第と思います。
一ついえるのは、このままウクライナ侵攻が長期化すれば世界経済に大きく影を落とします。
非常に難しい相場展開が続きます。
3月の主要な経済指標/今後のスケジュール
今週はテーパリング完了、CPIを何とかこなしましたね。
来週はいよいよFOMCです。
利上げ予想を確認しましょう。
Fed Watchというサイトで、FOMCの利上げ予想がリアルタイムで見れます。
毎日更新されるので要フォローです。
3/16のFOMCの利上げ予想は0.25ベーシスが98.3%(2022/3/16)となっています。
利上げ幅が0.25ベーシスであれば、特に荒れることはない状況と思われます。
一方で、可能性は極めて低いと思われますが、万が一0.50ベーシスの決定がされたり、
早期のQE(金融引き締め)が示唆されると相場にはネガティブサプライズになります。
いずれにせよ来週のFOMCは注視です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
なかなか落ち着かない相場が続きますね。
余談ですが、今週オンライン英会話の先生がたまたまロシア(モスクワ)在住の方でした。
彼女にモスクワ市内の状況を聞いたところ、デモや暴動は起きてはいないものの、企業が縮小を余儀なくされて給料が減ったり、クビ切りが行われるなど、市民生活にも悪影響が出てきているとのことでした。
また、早くこんなこと終わらせて元の生活に戻りたいと言っていました。
市民は誰も望んでいなくても政治が原因で戦争が起こる。
これが戦争の現実ですね。
ウクライナの件が一気に身近になりました。
では、今週もお疲れ様でした。
また来週相場でお会いしましょう。
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