こんにちは。YOSHI(yoshi0320)です。
今週は『2週連続の軟調な一週間』でした。
この記事では、以下について解説していきます。
・一週間の振り返り
・S&P500のチャート分析
・主要な経済指標/今後のスケジュール
では始めていきましょう。
Weekly Market Report
月曜日 S&P500 –1.69% 4指数共大きく下落。下げが止まらない厳しい展開。ナスダックは直近安値を伺う展開か。金利上昇によりハイテク中心に売りが広がる。
火曜日 S&P500 -0.34% CPI(消費者物価指数)予想通りで株価は大きく上昇して始まるも結局下落して終了。依然、株式市場は厳しい展開。
水曜日 S&P500 +1.12% 4指数共しっかりと上昇。特別の材料はないが4/15の確定申告に向けた売りが一巡、インフレピークアウトの可能性、金融引き締め折り込みで目先の不透明感は払拭か。今後は決算次第の展開に。
木曜日 S&P500 -1.21% 4指数共反落。上昇して始まるも引けにかけて下落。金利上昇によりハイテク株下落。米国市場が金曜休場の影響もあるか。
金曜日 S&P500 休場
今週はそれほど大きな材料があった訳ではありませんでしたが軟調な展開でした。金利上昇+4/15の米国確定申告期限+インフレ+金融引き締め+4/15の休場前の資金抜けと色々重なった結果かと思います。水曜に反転を試す強めの陽線が出ましたが木曜には全戻しと非常に苦しい展開です。チャートの分析は次のパートでやっていきます。
S&P500 チャート分析
S&P500は高値から約5%下げています。水曜に反転を試しましたが木曜に全戻し。短期の移動平均線は下を向いてしまいデットクロスが起きています。サイクル(季節性)では4月は一年で最も強い月ですが、ここから下抜けして前回の安値を試すリスクが有るチャートつきです。Fear&Greedも42と相場はそれほど恐怖感が高まっていません。今年の相場は本当に一寸先は闇ですね。私も買いポジションがありますが、もし現在の水準から下に走ったらポジションを減らす逆指値をセットします。苦しい闘いを強いられていますがそれが相場なので仕方がないですね。
4月の主要な経済指標/今後のスケジュール
4月の経済指標は概ね消化しました。4/12に消費者物価指数(CPI)の結果が発表されました。今回の数字は非常に重要なので少し詳しくみていきましょう。
消費者物価指数(CPI)は、消費者が購入する商品とサービスの価格変動を測定する指標であり、米国における購買傾向の変動およびインフレを測定する重要な手段です。FRBはこの指標を基に市況のインフレの状況を確認し、金融政策を決定する上で参考にしています。現在(3月分)は前年比で8.5%と歴史的な高水準を示しており、高いインフレ状態にあることが確認されました。この数字はウクライナ紛争の状態かつ利上げ前の数字であるため、この数字が最高値でピークアウトしていくのか、来月の発表でさらに続伸するのか(まだインフレが加速しているのか)注目です。前者であれば株式市場にとっては好材料、後者であれば悪材料です。後者の場合はFRBは金融引き締めを更に加速する可能性があるので。次回のCPI発表は5/12(木) 21:00です。
まとめ
株式市場は苦しい展開が続きます。今年は苦しい期間が長くblogを書いていても景気のいいことをなかなか書けず心苦しいです。現在は経済サイクルでいくと逆業績相場~金融相場でしょうか。株式市場には冬の期間になるので資金が入らなくても仕方がないですね。
さて、来週はまずは底打ち確認からです。粘り強く株式相場に食らいついていきましょう。
ではまた。
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