相場の振り返り(2022年4月4週目)~S&P500のチャート分析~

bear

こんにちは。YOSHI(yoshi0320)です。
今週は先週と同様に一時反発から底割れの展開でした。

この記事では、以下について解説します。
・一週間の振り返り + 今週の私のトレード
・S&P500のチャート分析 + 来週のトレード戦略
・主要な経済指標/今後のスケジュール

では始めていきましょう。

目次

Weekly Market Report

S&P 500の動き

月曜日 +0.57% 大きく下落して始まるも、長い下髭をつけてプラス引け。出来高も大きくセリクラになるか。下げの一服か。Elon Musk Twitter買収へ🚀

火曜日 -2.81% 4指数共大きく下落。中国のコロナリスクもあるが、5月の金融引き締め(QT)を警戒した株式市場からの資金抜けが主体か。

水曜日 +0.21% 反発して始まるものの引けにかけて上げ幅縮小。ナスダック、ラッセルはマイナス引け。個別は決算によりまちまちの動き。ハイテク株は全般的に弱い。

木曜日 +2.47% 特に材料はないものの4指数大幅上昇。ディップでの買い+ショートカバーが主体か。上昇率を考えると出来高は小さい。

金曜日 -3.63% 4指数共大幅下落。木曜の上昇はやはりダマシ。ディップでの買い+ショートカバーが終わった後に買い圧はなく終日下げ続ける展開。

今週もジェットコースターのような動きでした。火曜に大きく下落したかと思えば、木曜に急騰、金曜は急騰を打ち消す急落という展開でした。ロングもショートも焼き尽くす非常に荒々しい相場です。結局、相場さんは上にきたいのでしょうか?それとも下にいきたいのでしょうか?何を判断材料にしたらいいと思いますか?

答えは出来高です。

S&P500の上げ日:木曜、下げ日:火曜、金曜の出来高に注目しましょう。
出来高は金曜(下げ日)>木曜(上げ日)>火曜(下げ日)となっています。下げ日の方が出来高が大きく、そもそも2日大きな下げ日があるので、相場は下を向いていると考えて置いた方がよさそうです。

引き続き5/3-4のFOMCで予定される金融引き締め(QT)への警戒感から株式市場から資金が抜けている状況が続きます。この状況が変わるのを忍耐強く待つ必要があります。手がかりは、下髭を付けた上昇⇒出来高を伴う大幅上昇です。

今週の私のトレード

今週の私はノーポジで始まりました。様子見をしていたところ火曜日に急落。底抜けてくるかなぁと思い見ていたところ、水曜に落ち着きを取り戻し木曜に更に戻してきて、下落トレンドの最中の「ダマシ」と考えショートを入れました。具体的にはナスダック100ショートとVIXロング(S&P500が下がると上がるの商品)です。

しかしながら、木曜はグングンと上がり続け踏み上げられ、金曜の朝起きるとVIXはロスカットラインに引っかかってなくなっていました。一方で、ナスダック100ショートはロスカットラインにひっからなかったため我慢して持ち続けていたところ金曜に急落、ナスダック100ショートは持ち越しになりました。

先週も書きましたが、今回の上げも結局は「ダマシ」でしたね。ディップ(売られすぎの状態)での買い+ショートカバーによる上げで、一時的に上に動いたものの本質的な買い圧があるわけではないので最終的には下にいく展開でした。ダマシについて以下にまとめます。

ダマシ
ショートカバー(売りポジションの買戻し)主体で一時的に反転上昇ものの、本質的に買われている訳ではないので、結局下落する現象。

注意点
・全体相場が下落トレンドの時は安易にロングで入らないこと(高値掴みのリスクあり)
・ダマシか本格反転かの見極めは出来高と相場環境に注目
・上げきったところでショートが決まれば大きくリワードが取れる可能性あり

S&P500 チャート分析

S&P500 日足チャート

現状分析

下落の勢いが強く、典型的な下落トレンドのチャートになっています。ここまで上げても全て「ダマシ」で結局下げています。現在、年初来安値付近に位置していますが、ここを抜けるとロスカットを巻き込み一気に下に走る可能性があるので最大限の警戒が必要です。節目は以下の通りですが、3941(高値から-15%)までの下落を想定しておきましょう。

S&P 500直近高値 3/29:4637から見た節目
 -5%:4405
 -10%:4173

※2022/4/29時点の価格:4131
 -15%:3941
 -20%:3524
年初来安値:2/24 4114

来週のトレード戦略

来週のトレード方針をまとめます。手持ちのショートは引っ張る一方で、5/4のFOMCで悪材料出尽くしで反転する可能性があるのでFOMC前には手じまいします。

来週のトレード方針
・ショートは5/4のFOMC前に手じまい。
・セリクラがくれば下髭を狙う。
・ロング目安:3941(高値から-15%)

4月の主要な経済指標/今後のスケジュール

4/1 雇用統計
4/1 ISM製造業指数
4/5 ISM非製造業指数
4/7 FOMC議事録
4/12 消費者物価指数(CPI)
4/13 生産者物価指数
4/14 小売売上高
4/14 米国SQ
4/15 米国確定申告期限、米国休場
4/26 日本権利付最終日
4/27 日本権利落ち日
4/27-28 日銀金融政策決定会合
4/29~5/8 GW
5/2 ISM 製造業指数
5/3-4 FOMC(金融政策決定会合)(日本時間5/5未明)
5/4 ADP雇用統計
5/6 雇用統計

5/11 消費者物価指数(CPI)

来週はついにFOMCですね。50ベーシスポイント以上の利上げ+金融引き締め(QT)開始が現状のコンセンサスです。経済指標も多く大きく荒れる可能性がありますので注意が必要です。大きく下げて出尽くし反転の展開になれば個人的には一番取り組み易いです。

まとめ

なんと4週連続でマイナスになってしまいましたね。非常に厳しい相場状況です。もう今年はロングでの利益は無理に狙わず、暴落局面でひたすら長期口座に買い増していく戦略もよいのではないかとさえ思えてきました。

なお、私のような個人投資家がだいぶ悲観的になってきましたので、底打ちは近いかも知れません(笑)

ではまた。

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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