HEXAで新たなスポンサーNFTの取り組みが始まりましたのでご紹介します。京都のKamon Inn(カモンイン)さんという宿泊施設が発行したスポンサーNFTになります。宿泊施設としては日本で初めてスポンサーNFTが発行された事例かと思います。背景も含めて紹介させていただきます。
こちらにKamon Innさんの番頭・沼田さんのスポンサーNFT発行に至るインタビュー記事がありますのでまずはこちらをご覧ください。
Kamon Innさんについて少し調べてみますと、特定のエリアで複数の宿泊施設を構え、地域回遊を促進する仕組みを構築・運営する『分散型民泊』という新しい形態を取られている宿泊施設で、令和3年度には京都市から”市民生活と調和し、地域に貢献する宿泊施設”として「京都らしい宿泊施設表彰」を受賞されています。民泊施設をコミュニティとして運営するという興味深い形態をとられており、新しくて非常に面白い取り組みをされているなと思いました。
宿泊施設×スポンサーNFTの可能性
このスポンサーNFTの発行に当たり、shohashiさん(@shohashi_nft)というKamon Innさんと繋がりのある方より宿泊施設×スポンサーNFTの活用アイデアの募集がTwitterでされました。HEXAのコミュニティを中心に沢山のアイデアが寄せられました。以下にカテゴリごとにまとめてみました。
会員権・優待/広告/部屋/その他サービスなど沢山のアイデアが挙がってきました。
やはり最初に浮かぶのは会員権など優待的な使い方ですが、部屋のNFTを発行してNFTや子どもの絵などを飾る権利やメタバース空間での展開など沢山の面白いアイデアが挙がってきました。これらのアイデアが今後具体的にどういった形になっていくか楽しみです。
私もスポンサーNFTを入手できこれから直接Kamon Innさんとやりとりできるようなので、今後の展開に期待しています。ちなみにスポンサーNFTは発売開始から8秒で売り切れたようです。
NFTの本質ってなんだろう。
さて、今回のスポンサーNFTですが、NFTというデジタルなものを起点として現実世界のビジネスに繋がっているという点が非常に面白いなと感じています。NFT⇒メタバースの流れだけでなく、NFT⇒現実社会の流れもこれから具体的な事例が沢山出てきそうでワクワクします。
NFTを通じてビジネスチャンスが生まれるというところまでもっていければ、多くの企業やスポンサーが参加してくると思います。NFTが単なるデジタルデータではなく付加価値を伴い新たな文化を形作りつつあるなと感じています。
私のNFTとの関わりは☟の記事にも書いた通り、最初は完全に投資/投機目的でした。しかしながら本質はそこではないということに最近気が付きました。
NFTの本質は「NFTを通じてコミュニティが形成され、人と人が繋がり、デジタルと現実世界が繋がること」
と今では感じています。NFTはアートや投資にとどまらない魅力があります。そして、コミュニティが活性化しNFTの魅力が高まれば、付随的に価値が上がっていくものだと思います。投資的な側面は二次的なものでした。
私は投資家なので、この点に気づき正直とても不思議な気持ちになっています。投資やトレードというものは完全に自己責任の世界で、自分との孤独な闘いです。油断すればすぐに足元を掬われる厳しい世界なので、生き残るために必死にテクニカルやファンダメンタルズを学んできました。
一方で、NFTの世界には様々なコミュニティが形成されており、人と人との繋がりを軸とした世界が広がっていました。NFTを通じたコミュニティ自体が一つのメタバース空間を形成しているような感覚を持っています。
このギャップに少々驚いているものの、色々なコミュニティで人と繋がるのは純粋に楽しいですし、自分のいる世界が大きく広がっていっています。
まとめ
今回は日本で初めての宿泊施設×スポンサーNFTの事例を取り上げるとともに、私がこれまでNFTに取り組んできた中で感じていることについて書きました。
単純にお金を増やすために始めたことが、現実社会とのつながりや人との繋がり生まれてきています。毛嫌いせずに新しい場所に足を踏み入れたからこそ見えてきたもので、リスクは当然ありますが、あの時勇気を出してNFTの世界に踏み込んでよかったと感じています。
面白いプロジェクトやコミュニティは沢山ありますので、これからもNFTを通じた未来に期待していきたいと思います。きっと沢山楽しませてくれると思います。
ではまた。
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