相場の振り返り(2022年5月4週目)~S&P500のチャート分析~

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こんにちは。YOSHI(yoshi0320)です。
今週は久しぶりに大幅上昇の一週間でしたね🚀🚀🚀

この記事では、
・一週間の振り返り
・S&P500のチャート分析と来週の戦略
・主要な経済指標/今後のスケジュール

について解説します。では始めていきましょう。

目次

Weekly Market Report

S&P500 一週間の動き

月曜+1.86%4指数共上昇。出来高は小さい。金融セクターが上昇をけん引。中国への関税引き下げ、9月利上げ停止示唆が主な材料。アフターでSNAP,METAが大幅下落中。S&P500 下髭⇒反発。維持できるか。
火曜-0.81%SNAPの決算を受けハイテク(特に広告系)中心に売りが広がる。ダウはプラス引けで明暗分かれる。パウエルFRB議長の発言は金融政策への言及なし。S&P500 二度目の下髭。
水曜+0.95%FOMC議事録にサプライズなく4指数共反発。NVDAが市場終了後に決算を発表。ガイダンスが弱くアフターマーケットで約8%の下落。明日は注意が必要。S&P500 底練り。
木曜+1.99%大幅反発。前日アフターで弱いガイダンスを出したNVDAは寄り底で大きく値を戻す。ウォルマート、SNAPの時と異なる動き。短期上昇局面到来か。S&P500 大幅反発。出来高はそれ程大きくない。
金曜+2.47%2日続けての大幅上昇。PCEデフレーター(個人の消費支出の指標)でインフレピークアウトを意識。出来高は伴わずショートカバー主体だが、目先の底を確認。フォロースルーデイが確認できるか。S&P500 2日で約5%の上昇

決算がらみで大きく動いた一週間でした、先週はウォルマート、ターゲットの決算、今週はSNAPの決算で下落。一方で、NVDAの決算は寄り底で大幅反発。どれも悪い決算(又はガイダンス発表)でしたが、NVDAでは他の3社と真逆の動きになりました。

ファンダ中心に考えている人には全く理解できない動きですがこのような逆な動きを見せたのは「需給」が原因ですね。株式相場はここまで7週連続陰線とメタメタに売られ続けていたので、流石に売りが出尽くし、ショートカバーを巻き込んで上がっていったんだと考えます。「株は需給」結局これです。

株ではファンダ、テクニカル、マクロの経済状況、地合い分析、サイクル(季節性)、需給、全てを考慮して取り組まないと失敗します。一つの要素に固執しすぎると見誤ります。

今週の私のトレード

今週は、ショート(ナスダック100、マザーズショート+vix)を持ち越しでスタートしました。月曜に少し踏みあげられましたがホールド、火曜にSNAショックが来て大きく下げたのでこの下げでナスダック100とマザーズショートを利確しまた。vixについてはそのままホールドし、水・木で踏みあげられ、金でロスカットになりました。全て持ち越していたら相当なマイナスになっていたので冷や汗ものです。やはりショートについては、先週も書いたっとリ、以下がポイントのようです。

ショートトレードのポイント
・暴落が来たら一旦利確(ショートカバ―のリバがあるため)
・下落トレンド中は、リバウンドしたところで売り直す
・しっかり引き付けてショート
・ショートカバーの上げ圧はかなり強く(V字)、2、3日続くことが多い。利確を小まめに。

S&P500 チャート分析

S&P500 日足チャート

現状分析

S&P500のチャートを確認していきましょう。ダブルボトムをつけて綺麗に反発してきました。トレンドラインを上抜けており、この上昇は期待できます。ただし、出来高が伴っておらず、やはりショートカバーが主体で買いの圧力はそれ程ないように読み取れます。

S&P 500直近高値 3/29:4637から見た節目
 -5%:4405
 -10%:4173

※2022/5/27時点の終値:4158
 -15%:3941
 -20%:3524
年初来安値:5/20 3810

テクニカル的には一旦ショートのチャートですが、マクロ経済の観点から変化の兆しを感じるで考察します。

マクロ経済の変化の兆し

今週の木・金の大幅上昇ですが、ショートカバー主体とは考えられるものの、マクロ経済の観点から少し変化があったことが背景にあると考えています。ポイントとしては以下の2点です。

①インフレピークアウトの可能性
②FRBによる利上げ停止(スローダウン)の可能性

①についてはPCEデフレーター(個人の消費支出の指標)の結果、変動が激しい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比4.9%上昇と前月(5.2%上昇)から伸びが鈍化したことからインフレピークアウトが意識されました。

②については、5/26のアトランタ連銀のボスティック総裁の「今後2回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利を0.5ポイント(0.5%)ずつ引き上げた後、9月に利上げをいったん停止する可能性がある」との発言からです。

今後、経済指標等でインフレピークアウトが確認されれば、景気悪化は回避され、ソフトランディングが実現します。

これは間違いなく株価にはプラス材料です。

当然、実際にインフレがこの先どうなるのか、利上げがどうなるのかはわからないのですが、ショート中心の目線からロングも考慮した目線に切り替えて相場に向き合いたいと考えています。

5/20の安値(S&P500:3810)が2022年の年初来安値の可能性もワンチャンあると思います。3810をバックに、ポジションを積み増していくという作戦もありかも知れません。

サイクル(季節性)を考慮すると、6月には一旦下落局面があるので、6月の中旬~後半に利確するイメージを持っています。

来週のトレード戦略

木・金の上昇スピードが急すぎるのと出来高が伴っていないので、もう一段跳ねたところでは一旦ショートを狙いたいと思います。その後、下げを試し出したら、ジワジワロングを入れていきたいと思います。上昇局面のロングの入れ方ですが、以下の3点に分けて分割してポジションを取るのが私の好きな手法です。

上昇局面のロングの買いポイント
 ①5日EMA(指数平滑移動平均線)or5日SMA(単純移動平均線)の少し下(1~2%下)
 ②直近安値
 ③直近安値の少し下(2~3%下)
※③を底打抜けたらロスカット
※5EMAに刺さる下髭を丁寧に拾っていくイメージ

来週のトレード方針
ショート👉もう一段跳ねたところでショート

目安
ナスダック100:12500付近
VIX:20付近

ロング👉5EMAに①~③のところでロング
目安
S&P500
①4050付近
②3930付近
③3800付近

仮想通貨のトレード戦略

仮想通貨が地味に暴落しています。仮想通貨についてはディップ買い(大きく暴落したところの買い)がはまると、30~50%一瞬で上がることがあるので、少額ですが狙っていきたいと思います。FITFI辺りを狙っています。

主な経済指標/今後のスケジュール

5/2 ISM 製造業指数
5/3-4 FOMC(金融政策決定会合)(日本時間5/5未明)
5/4 ADP雇用統計
5/6 雇用統計
5/11 消費者物価指数(CPI)
5/20 米国SQ
5/25 FOMC議事録
5/27 PCEデフレーター
6/1 ADR雇用統計
6/1 ISM製造業指数(PMI)
6/3 雇用統計
6/3 ISM非製造業指数(PMI)
6/10 消費者物価指数(CPI)
6/14-15 FOMC

6/15 小売売上高
6月末 5末決算銘柄の発表
7/6 FOMC議事録
7/8 雇用統計
7/13 消費者物価指数(CPI)
7/18~ 決算シーズン
7/26-27 FOMC

上述の通り、インフレ関係の経済指標や雇用統計に注目です。

まとめ

さてさてついに7週連続の下げが止まりました。ここから上昇トレンドに転換できるか注目です。
ポイントはインフレの行方ですね。

ではまた。

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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