相場の振り返り(2022年6月3週目)~S&P500のチャート分析~

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こんにちは。YOSHI(yoshi0320)です。
いやぁ今週はキツイ一週間でしたね。大荒れの一週間を振り返りましょう。

この記事では、
・一週間の振り返り
・S&P500のチャート分析と来週の戦略
・主要な経済指標/今後のスケジュール

について解説します。では始めていきましょう。

目次

Weekly Market Report

Weekly Market Reportの内容をRenewalしました。

VIX、米国10年金利、ビットコイン、イーサリアムを追加し、S&P500の週足チャートを削除。だいぶ情報量がリッチになりました。

仮想通貨の一週間の動きとかエグイですね。

S&P500 一週間の動き

月曜-3.88%CPIショックが止まらず暴落。FEDウォッチャーより7月 75bp利上げ観測。長期金利一時約7%の急騰。S&P500 年初来安値更新。出来高大。MMFI 15.28。
火曜-0.38%6/15にFOMCを控えまちまちな展開。下がれはショートカバーが入る。長期金利続伸。S&P500 安値圏で小動き。MMFI 15.51。
水曜+1.46%FOMC 75bp利上げ。パウエル「次回は50bp又は75bpの可能性が高い。75bpは常態化することはないと予想」。S&P500 急反発。MMFI 20.93。
木曜-3.25%スイス中銀のサプライズ利上げでリスクオフ。リセッション懸念。前日の上昇を全て打ち消す。S&P500 年初来安値更新。出来高大。MMFI 12.60。
金曜+0.22%4指数まちまちの展開。ショートカバー主体の戻し。原油、コモディティ大幅下落。S&P500 年初来安値付近で小動き。MMFI 14.65。

先週のCPIショックが尾を引いて月曜は大幅下落、水曜のFOMCで反転すると思いきや木曜にはスイス中銀のサプライズ利上げで滑落してしまいました。景気悪化が意識され、ずるずると下げ続ける厳しい相場展開が続きます。

今週の私のトレード

今週は水曜夜中のFOMCをリアルタイムで見ていて、利上げ出尽くしで上に動くと感じましたのでこのタイミングでリバウンド狙いのロングを入れました。順調に利が乗りましたが翌日の日本市場は一直線に下げ、おまけにスイス中銀のサプライズ利上げで一気にリスクオフ👉私のポジションもおおかたロスカットになってしまいました。すこーしだけS&P500をロングで持ち越しています。

今年は上げてはすぐに全て打ち消す下げが来て本当にロングは報われないですね。かといって、ここからのショートはショートカバーの踏み上げをくらうリスクが高く、正直、身動きが取れずにいます…。

S&P500 チャート分析

S&P500日足チャート

現状分析

S&P500のチャートを確認していきましょう。

完全に底抜けて上がる気が全くしないチャートです。チャートを引いて見ると年初から3段階目の下げの渦中にいるといった状況にみえます。週足チャートでは200EMAに到達しており、ここを抜けると更に下落が加速すると思われます。まだまだ下はあり得る形ですが、一気に売られ過ぎましたので、ショートカバーの短期反発はあり得るのではないかと思います。間もなく高値から-20%に到達です。

S&P 500直近高値 3/29:4637から見た節目
 -5%:4405
 -10%:4173

 -15%:3941
※2022/6/17時点の終値:3674
 -20%:3524
年初来安値:5/20 3810

来週のトレード戦略

来週はまずは底打ち確認後ができればリバ狙い取りでロングを検討したいと思います。ただし、落ちるナイフ拾いになるリスクが高いので慎重に判断します。

その後、しっかり戻したらショートを検討したいと思います。あくまで全体のトレンドは下落トレンドですのでショートの方がエッジがあると思います。こちらが本命です。

また、原油とコモディティが大きく下落しており、ピークアウトしたように見えますので、こちらもショートのチャンスがあれば狙っていきたいと思います。

ロング👉下落が落ち着いたらリバ狙いでロング
目安
S&P500:3600付近
日経:25500付近

ショート👉戻してきたらショート
目安
ナスダック100:12300付近
マザーズ:650付近
VIX:25付近
シェブロン 170〜175付近
原油 120〜125付近
コーン 820付近

S&P 500 PER(株価収益率)

出典:FACTSET
https://insight.factset.com/sp-500-forward-p/e-ratio-dips-below-18.0-for-the-first-time-since-q2-2020

S&P500のPER(株価収益率)をFACTSETで確認してみました。6/5時点で17.6です。この後、10%程株価は下落しているので、現在16台でしょうか。

既に歴史的な安値に近づいており、かなり割安な状態です。インフレピークアウト、利上げが落ち着けば割安になった株式市場に資金が流入していくと思います。発生点のインフレの状況を最大注視していきたいです。

主な経済指標/今後のスケジュール

6/1 ADR雇用統計
6/1 ISM製造業指数(PMI)
6/3 雇用統計
6/3 ISM非製造業指数(PMI)
6/10 消費者物価指数(CPI)
6/14-15 FOMC
6/15 小売売上高
6/21 中古住宅販売
6/24 新築住宅販売
6月末 5末決算銘柄の発表
7/6 FOMC議事録
7/8 雇用統計
7/13 消費者物価指数(CPI)
7/18~ 決算シーズン
7/26-27 FOMC

FOMCの結果
「6月は75bpで決定。7月は50bp又は75bpの可能性が高い。75bpは常態化することはないと予想」

利上げ見込み(6月FOMC後)
2022年
3月 25bp
5月 50bp
6月 75bp
7月 50 or 75 bp
9月 50bp
11月 25bp
12月 25bp

※5月パウエル発言 「75bp利上げは現状考えていない」
※6月パウエル発言 「7月は50bp又は75bpの可能性が高い。75bpは常態化することはないと予想」

インフレピークアウトに向けた注目点
・住宅価格のピークアウト
・原油、コモディティ価格のピークアウト
・CPI、PMI、PCEデフレーターなどの経済指標

先週は原油、コモディティ価格が滑落しておりピークアウト感がみられることに非常に注目しています👀このまま下がれば、7月のCPIはピークアウトの可能性が高まるのではないでしょうか。

結局、インフレ次第!

インフレに関連するデータを注意深くフォローしていきたいです。

まとめ

今年は本当につらい相場が続きますね。諦めずになんとか喰らいついていきたいと思います。

ではまた。

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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