さて、S&P500の現状のチャートや今後についてみていこうと思います
まずはチャートから
11月22日をピークに一気に下げましたね
きっかけは、オミクロン株の出現でした
そこにパウエルFRB議長によるテーパリング早期中止、利上げ前倒し議論を行うという発言により一気にリスクオフになりました
ダブルパンチが市場を遅い、米国の個別株は本当にひどいことになっています
現状、オミクロンはどうでもよく、市場の関心は、FRBの利上げの状況かと思います
市場は利上げの早期開始を警戒しています
過去の利上げ局面の振り返り
利上げが実際に始まったら、株は下がるのかと思い、直近2回の利上げ局面を見てみました
以下が、S&P500の月足チャートで、下にダウ、ナスダック、ラッセルをつけています
赤が利上げ開始、終了のタイミングです
これを見てみると、利上げ開始後下げているわけでもなく、むしろ上昇トレンドを維持していることがわかります
むしろ、利上げ前に軟調になっているように見えます
恐らく、利上げ時期が不確定で相場が軟調になり、タイミング決定→実際の実施時には既に織り込まれており大して市場に影響なかったのかなと思います
今のタイミングはまさに利上げ前の不安定の状況かと思います
続いて、現在のチャートを分析していきます
S&P500チャート分析
チャートの位置は
・高値から-5.25%
・ステージング3
・5EMAが25EMAの下に潜り、更に50EMAの下に潜りそうです
オシレーター系では、
・RCI短期線 -83
・StochRSI 13
・MACD 下げ続け
・RSI 41
かなり売り込まれていて、ダウントレンドであるものの、RCI、StochRSIは底についており、売られすぎ水準まで来ています
S&P500のチャートは、3~5%の調整で反転が一つのリズムなので、下げ幅としてもよいところまで来ています
金曜には、下髭をつけて反転しており、時間足でみるとダブルボトムの形になるので反転してくる可能性はあります
先週の安値4495を守れるかが来週の大事な焦点かと思います
今後のスケジュール
今後、以下の重要イベントが控えています
12/10(金) 22:30 米国 コア消費者物価指数(CPI)
12/14(火)-15(金)FOMC 15の4:00にパウエル議長の声明
現在の市場の最大の関心事はFOMCの利上げタイミングですので、これらが最大の重要イベントになります
特にFOMC前は軟調になると思いますが、利上げするのは決まっていていつやるかだけの話なので、ここで大きく下げるなら買い場になるかもしれません
折り込めばよいだけのことだと思います
正直今の下げもここまでオーバーシュートするのか?って印象を今でも持っています
ここで底をつけて1月までは安定した相場になればよいなと思います
まとめ
いかがでしたでしょうか
年末相場を期待していたところ一気に崩れて、逆をつかれた皆さんも多いと思います
私も日本株からは資金をある程度引き上げていましたが、米国株ではしっかりと食らいました
日本株でも米国株でも個別株はやはりリスクが高いことを再認識しました
私も今後のトレード方針を見直すきっかけになりました
依然緊張状態が続きますが、気を引き締めていきましょう
ではまた
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