5秒でわかる米国市場

米国株

おはようございますYOSHIです。前日の米国株式市場の値動きやポイントをささっと振り返るための記事を書きました。忙しい朝にどうぞ。

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目次

米国株式市場の概要

主要指数の値動き

主要指数はまちまちの展開。OPECプラスの減産合意のニュースを受け株価は一時下落しましたが持ち直しました。
VIXは18.54と安定。Fear&Greed指数は61で「GREED(楽観)」。1営業日でNEUTRALの水準を脱しました。

  • S&P500:+0.37%
  • NYダウ+0.98%
  • ナスダック:-0.27%
  • ラッセル2000:-0.01%
  • 日経平均+0.52%
  • TOPIX:+0.71%
  • マザーズ:+1.78%
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相場を動かしたポイント

  • OPECプラス減産合意のニュースを受けインフレ懸念→一時株価は下落しました。しかし、ISM製造業景気指数予想を下回り長期金利が下落。NYダウ、S&P500中心に上昇しました。ナスダックについては、テスラの大幅下落もあり一時1%ほど下落していましたが、引けにかけて戻しました。
  • OPECプラスがサプライズで日量100万バレル超の減産合意。減産発表により原油市場の空売り筋は落ち着きを失い、国際的な指標となる北海ブレント原油は、3日の取引で一時8%を超える上昇となった。
  • 米セントルイス連銀のブラード総裁は、OPECプラスの減産決定は予想外であり、原油価格の上昇は米金融当局のインフレ抑制策を一段と難しくする可能性があると述べた。
  • ニューヨーク原油相場がバレル80ドル台を回復する中、エネルギー株がけん引した。
  • テスラ株が一時6.6%安の大幅下落。同社が2日公表した1-3月(第1四半期)の納車台数は42万2875台と、前四半期から約4%の増加だった。アナリスト調査では、42万1164台の出荷が予想されていた。テスラが主力の「モデルY」を最大20%値下げし、上位モデルも大幅に値引きした後、イーロンマスク氏は1月下旬に受注ペースは生産のほぼ2倍で推移していると述べていたが、結果は大きな伸びが見られず失望売りを誘った。

米国セクター騰落率

昨日の米国市場の各セクターの騰落率について、上昇、下落それぞれの上位5セクターをピックアップしました。今、どのセクターに資金が入っているかの確認にどうぞ。

上昇セクター
 エネルギーセクター:+4.53%
 コモディティセクター:+1.11%
 フロンティア(新興国)セクター:+0.90%

 素材セクター:+0.63%
 インドセクター:+0.60%

下落セクター
 航空セクター:-1.02%
 半導体セクター:-0.94%
 一般消費財セクター:-0.92%
 公益セクター:-0.68%
 クリーンエネルギーセクター:-0.59%

経済指標

主な経済指標の結果を示します。重要性については、Invensing.comを参照させていただいています(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。

  • ISM製造業購買担当者景気指数 (3月)(☆☆☆)
    結果:46.3 予想:47.5
  • ISM製造業雇用指数 (3月)(☆☆)
    結果:46.9 予想:49.3

※ ISM製造業購買担当者景気指数とは?
米供給管理協会(ISM)製造業購買担当者景気指数は、製造業における景況感を示す指標である。400以上の企業の購買担当者にアンケート調査を行い、発表される。
主要指標の中で最も早い第1営業日に発表されることから、景気の先行指標として注目される。指数は新規受注・生産・雇用・入荷遅延・在庫の5つの項目の総合指数となっている。 指数が、50を下回ると景気後退、50を上回ると景気拡大を示す。
出典:Invensing.com https://jp.investing.com/economic-calendar/

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米国債券相場

  • 米10年債利回り: 3.415(-3.04%
  • 米30年債利回り:3.633(-1.81%
  • 米2年債利回り:3.970(-3.42%
  • 逆イールド状態継続。ISMs映像業指数の結果を受け下落。

※逆イールドとは?
短期金利が長期金利を上回り、イールドカーブ(利回り曲線)が右下がりの曲線となっている状態のこと。市場関係者が将来的に金利が下がるとみている場合に起こる現象で、一般的に景気後退の兆候として捉えられる。
出典:野村證券 証券用語解説集 https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ki/A02007.html

為替相場

  • ドル円:132.242(-0.72%
  • 外国為替市場でドルが下落し、資源国通貨は堅調だった。
  • ISM製造業景況指数が2020年以来の水準に落ち込んだことが響いた。
  • 円は対ドルで上昇し、欧州時間には一時133円76銭を付けた。

原油相場

  • OPECプラスによる予想外の減産により、原油価格が急上昇した。
  • 減産が予想外であったため、石油市場に衝撃を与えた。
  • ゴールドマン・サックスは、今年と来年の価格予想を上方修正した。
  • ニューヨーク商品取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)5月限は、前営業日比4.75ドル(6.3%)高の1バレル=80.42ドルで終了した。
  • 一時は8%上昇し、日中の値動きとしては2022年3月以来の大幅な値上がりとなった。

相場

  • ニューヨーク金相場が上昇。
  • 米製造業に関する最新の統計が銀行の貸し出し基準厳格化による経済減速を示唆し、金の投資妙味が高まった。
  • 製造業総合景況指数の低下はディスインフレの過程を裏付ける一方、意外性はないとされる。
  • ニューヨーク商品取引所の金先物6月限は0.7%上昇して1オンス=2000.40ドルで終了。

今日の一言

今日の一言「OPECプラス減産のネガティブニュースを受けても株式市場は崩れず安定的。

昨日はOPECプラス減産合意のサプライズ報道がありました。これは、原油価格の上昇に繋がります。原油価格が上昇するということはインフレ再燃リスクに繋がるため、株価下落につながるネガティブニュースです。これを受け株価は大きく下落する可能性があるなと思いましたが、意外に堅調で、NYダウとS&P500は上昇しました。以上の経緯より、昨日の米国市場では株式市場が安定しており、一定の買い圧力があることが確認できました。少し過熱感が出てきていますがまだ上昇トレンドに転換したところであり、うまくいけばジワジワと株価は上昇するのではないかと思える強さでした。

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今週の経済指標

今週の経済指標の予定をまとめました。一番の注目は金曜の雇用統計です。月曜のISM製造業景気指数、水曜のISM非製造業指数にも注目です。金曜日は聖米国市場が休場ですので1日少ないです。

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米国市場:先週一週間のハイライト(2023年3月5週目)

こちらの記事では、先週一週間の相場を振り返っています。振り返りにどうぞ。
約4500文字の大作です(笑)

先週は、週前半は長期金利の上昇でハイテク株が売り込まれましたが後半は長期金利の上昇が落ち着き、一気に資金が入りナスダックは上抜けしています。上昇トレンド入り。

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米国株月間レポート(2023年3月)

2023年の3月相場のまとめ記事です。ご一読いただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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