おはようございますYOSHIです。前日の米国株式市場の値動きやポイントをささっと振り返るための記事を書きました。忙しい朝にどうぞ。
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米国株式市場の概要
主要指数の値動き
主要指数 揃って反落。S&P500は5営業日ぶりの反落となりました。
VIXは19.01。Fear&Greed指数は50で「NEUTRAL(中立)」に逆戻りです。
- S&P500:-0.58%
- NYダウ:-0.59%
- ナスダック:-0.52%
- ラッセル2000:-1.81%
- 日経平均:+0.35%
- TOPIX:+0.25%
- マザーズ:-1.16%
相場が動いたポイント
- S&P 500は5日営業日ぶりの反落。
- 目だった売り材料はなく、出来高も小さいため利益確定売りが主体か。銀行株が売り込まれる。
- 米国JOLT求人労働異動調査が発表。結果:9.931M 予想:10.400M。米国の求人件数は、2021年5月以来の低水準であり、予想よりも低い数字となった。雇用市場はタイト過ぎるとの見方もあるが、労働力の需給がバランスを取り戻しつつある兆候が認められる。自発的離職者の割合である離職率は、2.6%に小幅上昇。失業者1人に対する求人件数は、1.67件に減少し、2021年11月以来の低水準である。ビジネスサービスや医療、社会支援、運輸、倉庫、公益事業などの業種において、求人件数が特に減少した。建設と娯楽エンターテインメントの業種において、求人件数が増加した。
米国セクター騰落率
昨日の米国市場の各セクターの騰落率について、上昇、下落それぞれの上位5セクターをピックアップしました。今、どのセクターに資金が入っているかの確認にどうぞ。
上昇セクター
公益セクター:+0.51%
ヘルスケアセクター:+0.42%
インドセクターセクター:+0.19%
※上昇は3セクターのみ
下落セクター
工業セクター:-2.24%
半導体セクター:-1.81%
エネルギーセクター:-1.81%
小型株セクター:-1.75%
金融セクター:-0.59%
経済指標
主な経済指標の結果を示します。重要性については、Invensing.comを参照させていただいています(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
- 米国JOLT求人労働異動調査(☆☆☆)
結果:9.931M 予想:10.400M
米国債券相場
- 米10年債利回り: 3.359(-2.01%)
- 米30年債利回り:3.608(-1.04%)
- 米2年債利回り:3.869(-3.10%)
- 逆イールド状態継続。JOLTS求人労働移動調査の結果を受け大幅下落。
為替相場
- ドル円:136.699(-0.51%)。
- 外国為替市場でポンドが10カ月ぶりの高値、スイスフランは2021年8月以来の高値を記録。
- 米国の求人件数が予想を下回ったため、ドルが下落。
原油相場
- ニューヨーク原油先物相場は小幅な上昇にとどまった。
- 米国の2月の求人件数が減少し、世界経済の減速に関する懸念が再燃。
- OPECプラスによるサプライズ減産決定を受けて3日に急騰したが、低調な雇用関連データを受けて上昇幅を縮小。
- 短期的な上昇余地は限られており、需要の高まりを確認するまで上昇することは難しい。
- NYMEXのWTI5月限は、前日比29セント(0.4%)高の1バレル=80.71ドルで終了し、ロンドンICEの北海ブレント6月限は1セント上昇し84.94ドル。
金相場
- ニューヨーク金相場は大幅に上昇し、2022年3月以来の高値で引けた。
- 米求人件数の減少を受けて、米金融引き締め終了が近いとの期待が広がり、2年債利回りとドルが下落。
- ストーンXグループの市場アナリストは、米金融政策の引き締めが緩和される可能性が高まったと指摘。
- 金の投資魅力が高まり、2020年8月の2075.47ドルを試す可能性があると見られる。
- COMEXの金先物6月限は前日比1.9%上昇し、1オンス=2038.20ドルで終了し、スポット価格は1.8%上昇して2019.72ドルとなった。
今日の一言
今日の一言「一旦、利益確定売り、健全な動き」
昨日の米国市場は5営業日ぶりに下落。目先大きく上昇してきましたので利益確定売りが広がったと考えます。JOLTS求人調査の結果は、予想を下回り、弱い経済状況を示唆しています。これを受け長期金利は大幅下落。経済悪化による金利の低下の動きと思われます。現状、Bad news is good news(弱い経済指標などのネガティブなニュースが金融引き締め終了の方向となるため株価は上昇する現象)の状況ですが、昨日はBad news(弱いJOLTS求人調査の結果)を受けて株価は下落。これは相場に異変が起きたのではなく、利益確定売りの健全な動きと考えています。下落時の出来高も大きくありませんでした。引き続き、相場の状況を注視していきたいと思います。
今週の経済指標
今週の経済指標の予定をまとめました。一番の注目は金曜の雇用統計です。月曜のISM製造業景気指数、水曜のISM非製造業指数にも注目です。金曜日は聖米国市場が休場ですので1日少ないです。
米国市場:先週一週間のハイライト(2023年3月5週目)
こちらの記事では、先週一週間の相場を振り返っています。振り返りにどうぞ。
約4500文字の大作です(笑)
先週は、週前半は長期金利の上昇でハイテク株が売り込まれましたが後半は長期金利の上昇が落ち着き、一気に資金が入りナスダックは上抜けしています。上昇トレンド入り。
米国株月間レポート(2023年3月)
2023年の3月相場のまとめ記事です。ご一読いただけると嬉しいです。
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