5秒でわかる米国市場

米国株

おはようございますYOSHIです。前日の米国株式市場の値動きやポイントをささっと振り返るための記事を書きました。忙しい朝にどうぞ。

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目次

米国株式市場の概要

主要指数の値動き

主要指数 まちまちの展開。ナスダックが売られNYダウが買われる。
VIXは19.09。Fear&Greed指数は53で「NEUTRAL(中立)」

  • S&P500:-0.25%
  • NYダウ+0.24%
  • ナスダック:-1.07%
  • ラッセル2000:-0.99%
  • 日経平均-1.68%
  • TOPIX:-1.92%
  • マザーズ:-2.02%
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相場が動いたポイント

  • SP 500は続落。弱い経済指標を受けて景気後退懸念が再燃。ハイテク株からディフェンシブ銘柄へ資金シフト。
  • ADP尾用統計、ISM非製造業指数、マーケット総合PMI、サービス業景気指数 が軒並み予想を下回り景気後退懸念を意識。米国長期金利が続落。
  • ADP雇用統計:3月の米民間雇用者数は14万5000人増加し、予想中央値の21万人増を下回る。娯楽・ホスピタリティ、貿易・運輸・公益、建設などで雇用増加が目立ち、製造業や金融、専門職・ビジネスサービスでは減少。賃金の上昇率も鈍り、労働需要が鈍化している兆候が見られた。
  • ISM非製造業指数:新規受注の指数は10ポイント余り低下して52.2と、3カ月ぶりの低水準に落ち込み、ISM製造業指数の生産に相当する業況の指数も低下している。ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は、新規受注の伸び率の鈍化や産業ごとに異なる雇用環境、キャパシティ、物流の改善継続が主な要因であることを指摘している。仕入れ価格指数は、6ポイント余り低下して59.5になり、2020年7月以来の低水準となり、インフレ圧力の緩和が示唆された。

米国セクター騰落率

昨日の米国市場の各セクターの騰落率について、上昇、下落それぞれの上位5セクターをピックアップしました。今、どのセクターに資金が入っているかの確認にどうぞ。

上昇セクター
 公益セクター:+2.59%
 エネルギーセクター:+1.51%
 生活必需品セクター:+0.47%

 ヘルスケアセクター:+0.11%
 インドセクター:+0.09%

下落セクター
 一般消費財セクター:-2.05%
 クリーンエネルギーセクター:-1.86%
 半導体セクター:-1.80%
 航空セクター:-1.47%
 工業セクター:-1.30%

フォローしているセクター一覧
(ティッカーシンボル)
ハイテクグロース(QQQ)半導体(SOX)クリーンエネルギー(PBD)小型株(IWM)金融(XLF)工業(XLI)素材(XLB)エネルギー(XLE)コモディティ(DJP)ヘルスケア(XHE)生活必需品(XLP)公益(XLU)航空(JETS)一般消費財(XLY)インド(EPI)フロンティアマーケット(FM)

経済指標

主な経済指標の結果を示します。重要性については、Invensing.comを参照させていただいています(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。

  • ADP非農業部門雇用者数(☆☆☆)結果:145K 予想:200K
  • ISM非製造業指数(☆☆☆)結果:51.2 予想:54.5
  • マーケット総合PMI (☆☆)結果:52.3 予想:53.3
  • サービス業景気指数 (☆☆)結果:52.6 予想:53.8

※ ADP非農業部門雇用者数とは?
ADP全国雇用者数は、月ごとに民間の非農業部門雇用者数の増減を公表する経済指標で、米国における約40万の顧客の給与計算データから算出されている。米労働省による雇用統計の2日前に発表され、非農業部門雇用者数の結果を予想する指標として注目されている。ただし、この指標は非常に変動が大きく、雇用統計と違う結果になることもあるため、注意が必要。
出典:Investing.com https://jp.investing.com

※ISM非製造業指数とは?
米供給管理協会(ISM)非製造業購買担当者景気指数は、非製造業における景況感を示す指標である。370以上の企業の購買担当者にアンケート調査を行い、発表される。毎月第3営業日に発表され、ISM製造業購買担当者景気指数とともに景気の先行指標として注目されている。事業活動・新規受注・雇用・入荷遅延の4つの総合指数となっている。
50を上回ると、景気拡大を表わすが、50を下回ると景気後退を示す。
出典:Investing.com https://jp.investing.com

米国債券相場

  • 米2年債利回り:3.792(-1.29%
  • 米10年債利回り: 3.309(-1.16%
  • 米30年債利回り:3.570(-0.64%
  • 逆イールド状態継続。弱い経済指標を受け下落。

※逆イールドとは?
短期金利が長期金利を上回り、イールドカーブ(利回り曲線)が右下がりの曲線となっている状態のこと。市場関係者が将来的に金利が下がるとみている場合に起こる現象で、一般的に景気後退の兆候として捉えられる。
出典:野村證券 証券用語解説集 https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ki/A02007.html

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為替相場

  • ドルと円が上昇。
  • ADP民間雇用数やISM非製造業指数が予想を下回ったため、リセッション懸念が強まったことが背景。
  • 対ドルでも円が買われ、一時0.8%高の1ドル=130円64銭を付けた。
  • エコノミストは「ADP民間雇用者数は予想よりもかなり弱かった。他の労働市場関連指標と共に、労働市場の伸びが弱まりつつあることを示唆している」と話した。

原油相場

  • ニューヨーク原油先物は小幅に反落。
    先週後半からの上昇局面はいったん停止した。米在庫減少が明らかになったものの、需要不安を打ち消すには至らなかった。
  • 先週の米原油在庫は370万バレル減少。減少幅はトレーダーの予想より小さかったが、他の経済統計では3月の経済活動が軟化したことが示された。
  • サウジアラビアがアジア向け原油の公式販売価格を3カ月連続で引き上げたことが影響し、北海ブレント原油は取引終了間際に小幅高となった。
  • CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は、朝方の米経済統計が需要改善に影を落としたと指摘し、景気軟化を示す統計を受けて原油の上昇が抑制される可能性が高いと述べた。

相場

  • ニューヨーク金相場は変わらず。
  • 米経済統計が予想より弱い内容となり、米政策金利の軌道見通しが意識されたため、ドルと米国債が上昇したことが、ドル建てで取引される金価格を圧迫した。
  • 金価格は、なおも2000ドルを上回って推移し、2020年8月に記録した過去最高値の1オンス=2075.47ドルが視野に入っている。
  • 高いインフレ、労働市場の軟化、流動性のタイト化、信用不安を背景に、金は安全性への逃避需要が続いている。
  • UBSグループのストラテジストは、金は常にポートフォリオにおけるヘッジ先として認識されてきたが、最近市場が不安定になり、その逃避先としての質の高さがあらためて輝きを増していると指摘した。
  • COMEXの金先物6月限は、前日比2.60ドル(0.1%)安い1オンス=2035.60ドルで終了し、スポット価格はニューヨーク時間午後3時8分現在、0.1%上昇の2023.07ドル。

今日の一言

今日の一言「ハイテク株→ディフェンシブ銘柄へ資金ローテーション

弱い経済指標の結果をうけ景気後退懸念が進行しています。ナスダックが売られてNYダウが買われたこと、セクターごとの騰落率を見ると、公益(電気やガスなど)セクターや生活必需品セクターが買われています。これらのセクターは、景気後退局面で資金が入るセクターで、以上の動きから目先大きく上昇したハイテク株に利益確定売りが行われ、ディフェンシブ銘柄に資金がローテーションしたとみています。これは先週前半と似た動きです。今週は、4/7(金)21:30に雇用統計がありますので、ポジション調整して雇用統計を待つ展開でしょう。

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今週の経済指標

今週の経済指標の予定をまとめました。一番の注目は金曜の雇用統計です。月曜のISM製造業景気指数、水曜のISM非製造業指数にも注目です。金曜日は聖米国市場が休場ですので1日少ないです。

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米国市場:先週一週間のハイライト(2023年3月5週目)

こちらの記事では、先週一週間の相場を振り返っています。振り返りにどうぞ。
約4500文字の大作です(笑)

先週は、週前半は長期金利の上昇でハイテク株が売り込まれましたが後半は長期金利の上昇が落ち着き、一気に資金が入りナスダックは上抜けしています。上昇トレンド入り。

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米国株月間レポート(2023年3月)

2023年の3月相場のまとめ記事です。約4500文字の大作です。ご一読いただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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