5秒でわかる米国市場

毎日米国株

おはようございますYOSHIです。前日の米国市場のポイントをささっと振り返るための記事を書きました。忙しい朝にどうぞ。

目次

米国株式市場の概要

主要指数の値動き

主要指数 揃って上昇。
VIXは16.95。Fear&Greed指数は68で「GREED(楽観)」維持です。

  • S&P500:+0.09%
  • NYダウ-0.03%
  • ナスダック:-0.04%
  • ラッセル2000:-0.34%
  • 日経平均+0.51%
  • TOPIX:+0.69%
  • マザーズ:+1.32%
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相場が動いたポイント

  • アトランタ連銀のボスティック総裁が政策金利を5.5-5.75%に引き上げる必要があるとタカ派発言→株価一時下落→持ち直し。
  • 銀行決算は明暗を分ける(ゴールドマンサックス×、バンクオブアメリカ〇)。ニューヨーク連銀景気指数が予想を上回る。長期金利が上昇し相場の重しとなるも引けにかけて上昇。
  • 米アトランタ連銀のボスティック総裁は、政策金利をもう1回引き上げて5%超とし、高過ぎるインフレを抑えるためその水準でしばらく据え置くことを支持すると発言。ボスティック氏の意向は、米連邦公開市場委員会の予測中央値と一致し、年内にあと1回の利上げが見込まれている。
  • 米セントルイス連銀のブラード総裁は、最近のデータでインフレがなお根強く続いていることが示されたとし、利上げを継続する必要があるとの見解を示した。ブラード氏は、市場は近い将来の利下げを予想しているかもしれないが、労働市場は力強いと指摘。「2023年下期にリセッションに陥ると予想する時期ではないように思われる」と続けた。ブラード氏は5.5-5.75%までの利上げを支持。
  • ゴールドマン・サックスは、債券・通貨・商品(FICC)トレーディングの減少により、1-3月期の純収入がアナリスト予想を下回った。一方、株式トレーディング収入は予想を上回り、債券不調の打撃を和らげた。消費者金融部門マーカスはローンブックの一部を売却し、貸倒引当金4億4000万ドルを戻し入れたが、それでも前年同期比19%減少。
  • バンクオブアメリカは、債券トレーディングの収入が増加し、不良債権関連のコスト増加を補ったため、1-3月期の利益が予想を上回ったと発表した。FICCトレーディングの収入が予想に反して約30%増加し、トレーディング増収が寄与した。また、純金利収入(NII)は25%増加し、アナリスト予想を上回った。
  • ネットフリックスは、アフターマーケットで決算を発表。1-3月の会員数が市場予想を下回り、今後の成長に対する懸念が高まった。同社は、今後の売上高と利益見通しも予想を下回ったと発表した。株価は決算発表後に急落し、一時12%下落するも持ち直した。

米国セクター騰落率

昨日の米国市場の各セクターについて上昇、下落それぞれ最大上位5セクターをピックアップしました。資金が入っている資金の確認にどうぞ。

上昇セクター
 航空セクター:+0.94%
 コモディティセクター:+0.55%
 工業セクター:+0.48%

 素材セクター:+0.42%
 エネルギーセクター:+0.39%

下落セクター
 クリーンエネルギーセクター:-0.87%
 ヘルスケアセクター:-0.82%
 公益セクター:-0.52%
 新興国セクター:-0.47%

 小型セクター:-0.43%

フォローしているセクター一覧
(ティッカーシンボル)
ハイテクグロース(QQQ)半導体(SOX)クリーンエネルギー(PBD)小型株(IWM)金融(XLF)工業(XLI)素材(XLB)エネルギー(XLE)コモディティ(DJP)ヘルスケア(XHE)生活必需品(XLP)公益(XLU)航空(JETS)一般消費財(XLY)インド(EPI)新興国(FM)

経済指標

主な経済指標の結果を示します。
Invensing.comを参照させていただいています。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。

  • 建築許可件数 (3月) (☆☆☆)
    結果:1.413M 予想:1.450M

建築許可件数とは?
建設許可件数は、新たに建てる建築物で政府より許可された件数のこと。件数の増減により住宅市場の景気の判断材料になるため、住宅市場にとって重要な指標である。住宅着工件数の先行指標としても注目されている。
出典:Investing.com https://jp.investing.com/economic-calendar/ny-empire-state-manufacturing-index-323

米国債券相場

  • 米2年債利回り:4.203(+0.31%
  • 米10年債利回り: 3.578(-0.58%
  • 米30年債利回り:3.787(-0.68%
  • 逆イールド状態継続。
  • 国債相場はまちまち。目先上昇していた長期金利が下落。

※逆イールドとは?
短期金利が長期金利を上回り、イールドカーブ(利回り曲線)が右下がりの曲線となっている状態のこと。市場関係者が将来的に金利が下がるとみている場合に起こる現象で、一般的に景気後退の兆候として捉えられる。
出典:野村證券 証券用語解説集 https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ki/A02007.html

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為替相場

  • 外国為替市場においてドルが下落。
  • 米国金融当局者の発言はイールドカーブのフラット化などが影響。
  • ボラティリティは低いが円のインプライド・ボラティリティーは高まっている。
  • 中央銀行の政策決定会合を巡ってヘッジの動きが広がっている。
  • 対円でのドルは値下がりし、1ドル=134円ちょうど付近。
  • 米国債利回り低下や円のコール買い、クロス取引での売りがドルに重しとなっている。

原油相場

  • NY原油先物相場は小幅な上昇。
  • 需要見通しの低調や、世界の原油供給が拡大する中で、OPEC+の減産による相場上昇効果が弱まっている
  • 米国シェールオイル生産は5月に若干増加見込まれる一方、バレルあたりのマージンは低下して需要が減退する見通し
  • アルゴリズム取引の投資家が現在相場を下支えし、ニューヨーク原油先物相場は狭いレンジで動いているとみられる
  • NYMEXのWTI先物5月限は、前日比3セント上昇し、1バレル=80.86ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は、1セント上昇し、1バレル=84.77ドル。

相場

  • ニューヨーク金相場は3営業日ぶりに反発。
  • 金スポット価格はドルの下落を受けて上昇したが、金融引き締め継続への警戒感は続いており、上値は抑えられる展開。
  • MKSパンプの金属戦略責任者、ニッキー・シールズ氏はリポートで、過去数日に見られた金価格の「調整」は「健全」であり、反転を意味してはいないと分析した。

今日の一言

今日の一言決算相場開始📝

明暗を分けた銀行決算、ネットフリックスと次々と米国主力企業の決算発表が続きます。次回5/2-3のFOMCまで決算結果に右往左往する展開となりそうです。決算については個別の企業の業績結果だけでなく、そのセクターの状況が見え隠れしますので、個別株を売買しない方も、大きなセクターの好不調を確認するとよいと思います。

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今週の経済指標

今週の経済指標の予定をまとめました。今週はニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀の製造業景気指数や製造業購買管理者指数、マーケット総合PMI 、サービス業購買部協会景気指数に注目です。

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米国市場:先週一週間のハイライト(2023年4月2週目)

こちらの記事では、先週一週間の相場を振り返っています。振り返りにどうぞ。

主要指数の値動き
主要指数 揃って上昇。VIX 17.07。Fear&Greed指数 67で「GREED(楽観)」維持。
・S&P500:+0.79%
・ナスダック:+0.29%
・NYダウ:+1.20%
・ラッセル2000:+1.52%
・日経平均:+3.54%
・TOPIX:+2.71%
・マザーズ:+3.58%-2.54%
先週のポイント
・雇用統計を折り込み
・消費者物価指数(CPI)は予想を下回りインフレ再燃は認められず
・生産者物価指数(PPI)は予想を下回り積極的な利上げサイクルが終わりに近づきつつあるとの見解を後押し
・ウォラーFRB理事のコメントを受け利上げ観測が再び高まる(5月25bp利上げが濃厚)
週末の一言
『揉みあいながらジワジワ上昇。決算相場へ🏢』

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米国株月間レポート(2023年3月)

2023年の3月相場のまとめ記事です。こちらも約4500文字の大作です。ご一読いただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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