おはようございますYOSHIです。米国市場のポイントを株、経済指標、債券、為替、原油、金など総合的にまとめました。「今日の一言」では現在の相場状況について個人投資家目線で思うことをコメントしています。
米国株式市場の概要
主要指数の値動き
主要指数 揃って上昇。
VIXは17.17。Fear&Greed指数は64で「GREED(楽観)」から変わらず。
- S&P500:-0.60%
- NYダウ:-0.39%
- ナスダック:-0.80%
- ラッセル2000:-0.54%
- 日経平均:+0.18%
- TOPIX:-0.03%
- マザーズ:+0.35%
相場が動いたポイント
- テスラが決算発表を受け-10%の下落(値下げによる利益率低下を嫌気)→ハイテク株中心に売りが広がる。
- フィラデルフィア連銀製造業景気指数
予想を大幅に下回る。2020年5月以来の大幅悪化。景気悪化が鮮明に。 - テスラ決算
1-3月期の売上高は24%増加し233億3000万ドル。アナリスト予想平均の233億5000万ドルにほぼ一致した。一方で、1株利益は一部項目を除いたベースで85セントに減少し市場予想平均の86セントをわずかに下回った。営業利益率は11.4%で、前四半期の16%や1年前の19.2%から低下した。テスラの利益率は1-3月期の低下にもかかわらず、他の自動車メーカーよりも依然高い。2022年のゼネラル・モーターズ(GM)の営業利益率は6.6%、フォード・フォードは4%だった。 - クリーブランド連銀 メスター総裁
景気抑制的な金融政策を維持する必要性を強調し、インフレ抑制のためにさらに1回の利上げを支持する考えを示唆した。一方、最近の銀行ストレスによる与信引き締めが景気を鈍らせる可能性があるため、銀行の状況を注視する必要があるとも指摘した。
米国セクター騰落率
昨日の米国市場の各セクターについて上昇、下落それぞれ最大上位5セクターをピックアップしました。資金が入っている資金の確認にどうぞ。
上昇セクター
生活必需品セクター:+0.24%
インドセクター:+0.16%
新興国セクター:+0.04%
下落セクター
航空セクター:-1.66%
クリーンエネルギーセクター:-1.62%
一般消費財セクター:-1.54%
コモディティセクター:-1.05%
エネルギーセクター:-0.88%
経済指標
主な経済指標の結果を示します。
Invensing.comを参照させていただいています。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
- フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (4月) (☆☆☆)
結果:-31.3 予想:-19.2 - 失業保険申請件数(☆☆☆)
結果:245K 予想:240K
債券相場
- 米2年債利回り:4.151(-2.34%)
- 米10年債利回り: 3.536(-1.59%)
- 米30年債利回り:3.744(-1.11%)
- 逆イールド状態継続。
- 金利上昇。失業保険統計とフィラデルフィア連銀製造業景況指数に反応した
為替相場
- 米国の経済指標が軟調であるため、外国為替市場でドルが下落した。
- 対円では、ドル安・円高が進んだ。
- 一時1ドル=134円01銭までドル安・円高が進んだ。
- ドル安・円高の原因は、米国債利回りの低下が考えられる。
原油相場
- ニューヨーク原油先物相場は続落。
- 世界的な景気減速の兆候にテクニカル調整が重なり、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」によるサプライズ減産を受けて上昇した分のほぼ全てを失った。
- 世界のガソリン市場は本来であれば急拡大もしくはピークに達するべき時期に減速しており、産業活動の重要な指標とされるディーゼル油需要は米国とアジアで軟化している。
- 最新の米経済指標で過去数週間の景気足踏みが示されたことも、リスク資産とエネルギー需要の見通しに暗い影を落としている。
金相場
- ニューヨーク金先物相場は上昇。
- 米経済指標が景気失速の初期兆候を示唆する内容となった。
- 追加利上げの可否が意識された。
- ドル下落と国債利回り低下は金の相対的な投資妙味を高める。
- COMEXの金先物6月限は1オンス=2019.10ドルで引けた。
今日の一言
今日の一言「決算で相場は荒れ模様☔」
テスラの決算を受け株価は相場は軟調に。テスラは値下げしてシェアを拡大する戦略を取っていましたのでわかっていたことでは?と思いましたが株価は下落で反応。短期資金の移り気の早さがよくわかります。決算中はこういった個別の決算の結果が相場全体に波及しますが、大きな金融政策の流れや個別の決算が経済全体にどう波及するかといった大局観を持って考察することが大事です。
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今週の経済指標
今週の経済指標の予定をまとめました。今週はニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀の製造業景気指数や製造業購買管理者指数、マーケット総合PMI 、サービス業購買部協会景気指数に注目です。
米国市場:先週一週間のハイライト(2023年4月2週目)
こちらの記事では、先週一週間の相場を振り返っています。振り返りにどうぞ。
✅主要指数の値動き
主要指数 揃って上昇。VIX 17.07。Fear&Greed指数 67で「GREED(楽観)」維持。
・S&P500:+0.79%
・ナスダック:+0.29%
・NYダウ:+1.20%
・ラッセル2000:+1.52%
・日経平均:+3.54%
・TOPIX:+2.71%
・マザーズ:+3.58%-2.54%
✅先週のポイント
・雇用統計を折り込み
・消費者物価指数(CPI)は予想を下回りインフレ再燃は認められず
・生産者物価指数(PPI)は予想を下回り積極的な利上げサイクルが終わりに近づきつつあるとの見解を後押し
・ウォラーFRB理事のコメントを受け利上げ観測が再び高まる(5月25bp利上げが濃厚)
✅週末の一言
『揉みあいながらジワジワ上昇。決算相場へ🏢』
米国株月間レポート(2023年3月)
2023年の3月相場のまとめ記事です。こちらも約4500文字の大作です。ご一読いただけると嬉しいです。
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