米国債務上限交渉は、G7もあり週末は進展がありませんでしたが、次の展開がありました。バイデン大統領とマッカーシー下院議長が日本時間23日午前6時半に会談を行う予定。会談を控え株式市場は小動きとなりました。一方で、FRB高官(ブラード総裁、カシュカリ総裁)が更なる利上げの可能性に言及するなどタカ派発言をくりかえし長期金利が上昇。相場の重しになっています。本日も個人投資家目線で米国市場の動向をまとめていきます。
米国市場のまとめ
S&P500等の主要指数の動き
『主要指数 まちまちの展開』
指数 | 騰落率 |
---|---|
S&P500 | +0.02% |
NYダウ | -0.42% |
ナスダック | +0.50% |
ラッセル2000 | +0.05% |
米国10年債金利 | +0.84% |
VIX | 17.21(+2.38%) |
Fear&Greed | 70(GREED) |
相場のポイント
米債務上限を巡る協議
バイデン米大統領は米東部時間22日午後5時半(日本時間23日午前6時半)にマッカーシー下院議長と会談し、米国債務上限に関する協議に入ります。会談に先立ち、バイデン政権と共和党の交渉担当者は同日午前に約2時間半にわたって協議を行っています。マッカーシー議長は担当者同士の協議は生産的だったと発言。「われわれは引き続き取り組んでいく。合意には至っていない」、「決断が下され始めなければならない」と述べました。
FRB高官のタカ派発言
セントルイス連銀のブラード総裁は、「今年はあと2回の行動を考えている。具体的にいつになるかは分からないが、遅いよりは早いほうがよいとこれまでにたびたび提唱してきた」と話した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は「今の段階では、6月会合での追加利上げもしくは利上げ見送りのどちらも判断が際どく、五分五分だ。重要なのは、われわれの作業は終了したと示唆しないことだと考える」と述べました。両氏共にタカ派な発言であり長期金利が上昇。相場の重しとなりました。一方でハト派の発言もありました。アトランタ連銀のボスティック総裁は、「大きな変化がない限り、現時点では事態がどう進展するか様子を見ることに違和感はない」と述べ、6月のFOMCにて金利を据え置きする意向を改めて示しました。
セクター騰落率
上昇、下落それぞれ最大上位5セクターをピックアップしました。
セクター | 上昇率 |
---|---|
ヘルスケア | +1.23% |
小型株 | +1.22% |
クリエネ | +1.22% |
インド | +0.68% |
半導体 | +0.36% |
セクター | 下落率 |
---|---|
生活必需品 | -1.51% |
素材 | -0.52% |
コモディティ | -0.43% |
エネルギー | -0.41% |
一般消費財 | -0.31% |
経済指標の結果
大きな経済指標の発表はなし
Invensing.comを参照させていただいています。いつもありがとうございます。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
今週の経済指標
今週の経済指標の予定をまとめました。FOMC議事要旨、国内総生産(GDP)、個人消費支出(PCE)物価指数、ミシガン大学消費者信頼感指数に注目です。
今日の一言
『プロレス決着はよ!』
米国債務上限交渉はいまだにモミモミしています。バイデン大統領がG7から帰国し今日からが本番でしょう。両陣営共に合意に前向きな姿勢を示しているものの、交渉の過程でツンデレの展開も想定されますので注意しましょう(このブログ、モミモミとツンデレが多いですね☺)。私は下がったら買い増しする予定で指値注文を入れています。では本日も頑張りましょう。
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