【米国株指数】ラッセル2000|構成銘柄やパフォーマンス、特徴などについてブログで解説

RUSSELL2000

このブログ記事では米国株指数の一つである「ラッセル2000」について解説します。S&P500、NYダウ、ナスダックに比べ影が薄い指数ですが、アメリカの中小型企業を代表する重要な指数です。この記事ではラッセル2000の構成銘柄やパフォーマンス、特徴について解説します。

相場の変調にいち早く反応する「炭鉱のカナリア」とも呼ばれる指数について知り、投資判断に役立ててください。

この記事のポイント

  1. ラッセッル2000の特徴について解説
  2. 特徴と構成銘柄、パフォーマンス、連動するETF、チャートについて
  3. まとめ|炭鉱のカナリア:ラッセル2000をよく観察しよう
目次

ラッセル2000とは何か?

ラッセル2000は、アメリカの中小型企業を代表する株価指数です。1984年にラッセル・インデックス社によって作成され、現在では世界中の投資家によって注目されています。この指数は、米国市場全体の中小型企業の動向を把握する重要な指数です。

ラッセル2000の特徴

ラッセル2000指数の特徴の一つは、中小型企業が多く含まれる点です。この指数に含まれる企業は、大型企業と比べると市場の影響力が薄いものの、変動が大きい(ボラが大きい)傾向にあるため、相場の変調にいち早く反応します。そのため、ラッセル2000はしばしば「炭鉱のカナリア」とも呼ばれます。

炭鉱のカナリアとは?
炭鉱のカナリアは、何らかの危険が迫っていることを知らせてくれる前兆をいいます。これは、炭鉱で有毒ガス(危険)が発生した場合、人間よりも先にカナリアが察知して鳴き声(さえずり)が止むことから、その昔、炭鉱労働者がカナリアを籠にいれて坑道に入ったことに由来します。
出典:iFinance

ラッセル2000の構成銘柄

ラッセル2000指数には、幅広い業種の中小型企業が含まれています。構成銘柄の大きいセクターはヘルスケア、金融、資本財・サービス、情報技術、資本材サービスです。中小型企業の特徴として、成長性やイノベーション力が高く、市場の新たなトレンドや機会に敏感に反応することが挙げられます。

出典:SBI証券

GMOクリック証券CFD

ラッセル2000に連動するETF

ラッセル2000に連動するETFとしては下記の銘柄があります。
 iShares Russell 2000 ETF (IWM)
 Vanguard Russell 2000 Index Fund ETF Shares (VTWO)
 Direxion Daily Small Cap Bull 3X Shares (TNA) (3倍レバレッジ/ブル型)
 Direxion Daily Small Cap Bear 3X Shares (TZA) (3倍レバレッジ/ベア型)

マネックス証券などの米国株を取り扱っている証券会社で取引可能です。

ラッセル2000の年間パフォーマンス

ラッセル2000指数の過去5年の年間パフォーマンスは以下の通りです。

年間パフォーマンス
2018年-0.93%
20019年+1.91%
2020年+1.94%
2021年+1.18%
2022年-1.72%

ラッセル2000指数は、過去数十年間で一貫して強い成績を収めてきました。中小型企業の成長性や市場の新たな機会に敏感に反応する利点があり、長期的な投資で高いリターンをもたらすことが多いです。

ラッセル2000の週足チャート

ラッセル2000の週足チャートです。2023年前半は金融システム崩壊懸念などあり、金融関連銘柄が多く含まれるラッセル2000指数は厳しい展開でしたが持ち直しており、上昇トレンドに入ってきてます。

まとめ|炭鉱のカナリア:ラッセル2000をよく観察しよう

いかがでしたでしょうか。この記事ではラッセル2000について解説しました。あまり馴染みのない指数と思いますが相場の変調をいち早く教えてくれる重要な指数ですので日々の動きを観察しましょう。

GMOクリック証券CFD
RUSSELL2000

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

※当ブログではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しています※

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる