
おはようございますYOSHIです。米国株式市場の値動きとポイントをささっと振り返れる記事を書きました。忙しい朝にどうぞ。


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米国株式市場の概要
主要指数の値動き
主要指数は揃って大幅上昇。昨日の米国市場は終始崩れることなく上昇しました。
S&P500は4000台を回復して上昇トレンド入り。VIXも大きく下落し、20を下回っています。Fear&Greed指数は40「FEAR」。
- S&P500 +1.42%
- NYダウ +1.00%
- ナスダック +1.72%
- ラッセル2000 +1.08%
- 日経平均 +1.33%
- TOPIX +1.46%
- マザーズ +0.79%


相場を動かしたポイント
- 長期金利の上昇と金融システム崩壊懸念が一服し、ハイテク株と銀行株が上昇を牽引。
- マイクロン・テクノロジーが予想を上回る見通しを示したことで買いが入り、半導体セクターに買いが広がった。
- FRBのパウエル議長は、政策金利に関する議員の追及に対し、最新のFOMC予測に従うことで回答した。FOMC予測によれば、政策金利は2023年末に約5.1%に達する見通しで、市場は次回FOMC会合での25bpの利上げの確率を約50%と予想している。
- アカデミー・セキュリティーズのマクロ戦略責任者ピーター・チア氏は、銀行預金の安全性が和らぎつつあることから、アナリストらは景気動向の精査や決算発表に注目している。
- 米連邦預金保険公社(FDIC)は、相次ぐ銀行破綻で負担を抱えており大手銀行に負担の多くを負わせる方針を検討している。FDICは、預金保険基金を増やすために、5月に緊急の業界査定を行うことを提案している。関係者によると、当局者は大手行に負担の多くをかけることで地銀への圧力を軽減することを目指しており、既に大手銀行は負担を求められている。地銀50行で構成するKRW地方銀行株指数は一時下落したが、このニュースが報じられたことで上昇に転じた。FDICと大手銀行はコメントを控えている。SVBとSignature Bankの破綻コストをどう負担するかに関する問題は、米政界でも議論を呼んでいる。
米国セクター騰落率
昨日の米国市場の各セクターの騰落率について、上昇、下落それぞれの上位3セクターをピックアップしました。どのセクターに資金が入っているかの確認にどうぞ。
上昇セクター
半導体セクター(+3.27%)
航空セクター(+2.15%)
クリーンエネルギーセクター(+1.96%)
下落セクター
コモディティセクター(-0.45%)
※フォローしているセクターでは1セクターのみの下落
経済指標
主な経済指標の結果を示します。重要性については、Invensing.comを参照させていただいています(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
- 中古住宅販売留保(2月)(☆☆☆)結果:0.8% 予想:-2.3%


金利相場
- 米10年債利回り: 3.566(-0.20%)
- 米30年債利回り 3.765(-0.29%)
- 米2年債利回り 4.101(+0.30%)
- 逆イールド状態継続。上昇に一服感。
- 米国債は動きが少なく、31日21:30発表のPCEデフレーター(個人消費支出物価指数)の結果を待つ展開。金融政策に変化が起こるか注目が集まる。
為替相場
- ドル円:132.6(+1.38%)
- 外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対して上昇し、円も対ドルと対ユーロで下落した。リスクセンチメントの改善に伴い、円の逃避需要が弱まったことが背景にある。ただし、日本国内のリアルマネーのフローはドル・円相場を押し上げる可能性があるとの指摘もある。
原油相場
- ニューヨーク原油先物相場は燃料需要の低調が原因で3日ぶりに下落
- 工業や暖房に利用されるディーゼル油の需要が7年ぶりの低水準となっており、経済活動の低調が示唆される。
- 原油在庫が先週700万バレル余り減少したとのEIA発表に反応し、トレーダーらが原油先物に再び買いを入れる場面もあった。
金相場
- ニューヨーク金相場は、株式相場の上昇に伴い、金の需要が後退したことや、ドルが上昇したことから反落
- 現在のスポット価格は、前日比0.3%安の1オンス=1967.94ドルで、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限も、0.3%安の1オンス=1984.50ドルで引けた。
今日の一言
今日の一言は「リスク先行。株式市場に資金が入る。3/31(金)21:30発表のPCEデフレータ待ち。」です。金融システム崩壊懸念が落ち着き、リスク資産である株式市場への資金流入が続いています。昨日は大幅下落し、崩れかけましたが、一日で戻したため相場は非常に強い状態です。テクニカル的にもS&P500指数は長らく揉み合いが続いていましたが昨日上抜け。上昇トレンド入りしました。FRB(米国中央銀行)が金融政策の判断に参考にするPCEデフレーター(個人消費支出物価指数)の発表がありますので、この結果を待つ状況になっています。


今週の経済指標
今週発表される経済指標についてまとめました。今週は木曜のGDPと金曜のPCEデフレーター(個人消費支出物価指数)に注目しています。


先週一週間のハイライト
こちらの記事では、先週一週間の相場を振り返っています。振り返りにどうぞ。


先週一週間の主要指数と主な出来事のまとめです。




米国株月間レポート(2023年2月)
こちらの記事では、2月の相場を振り返っています。ご参考ください。




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