おはようございますYOSHIです。米国株式市場の値動きとポイントをささっと振り返るための記事を書きました。忙しい朝にどうぞ。
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米国株式市場の概要
主要指数の値動き
主要指数は揃って上昇。昨日の大幅上昇からの流れが継続し続伸。
VIXは20以下を継続。Fear&Greed指数は44で「FEAR」。間もなくFEARの水準を抜け出します。
- S&P500 +0.57%
- NYダウ +0.43%
- ナスダック +0.73%
- ラッセル2000 -0.18%
- 日経平均 -0.36%
- TOPIX -0.61%
- マザーズ +0.13%
相場を動かしたポイント
- 前日に続き長期金利の上昇と金融システム崩壊懸念が一服し、大型ハイテク株を中心に資金が流入。
- リッチモンド連銀バーキン総裁は、インフレのリスクはなおある、経済が想定より減速するのであれば政策当局は機敏に対応する必要があるとコメント。
- ボストン連銀のコリンズ総裁は、金融システムは健全であり、インフレを抑えるためには追加の利上げが必要だと考えていると発言。現状は、インフレ率が高すぎると指摘し、政策金利を0.25ポイント引き上げることが適切だと発言した。また、金融システムが経済見通しの不確実性を強める一方、融資基準の厳格化が追加利上げの必要性を減らす可能性があるとも指摘。
- ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、インフレを2%目標に戻すことをコミットしているとし、今回の金融システム混乱による景気への影響は不透明との考えを示した。
- バイデン政権は中規模銀行の規制を強化するよう関係当局に求めた。ホワイトハウスは、破綻した米銀2行(SVBとシグネチャー・バンク)の保険対象外預金を救済するための保険基金の底上げを地銀には負担させない方針を支持。米連邦預金保険公社(FDIC)に対し、地銀に負担させることなく同基金を拡充するよう求めた。
米国セクター騰落率
昨日の米国市場の各セクターの騰落率について、上昇、下落それぞれの上位5セクターをピックアップしました。どのセクターに資金が入っているかの確認にどうぞ。
上昇セクター
クリーンエネルギーセクター:+2.69%
半導体セクター:+1.62%
航空セクター:+1.33%
ハイテクグロースセクター:+0.95%
一般消費財セクター:+0.87%
下落セクター
金融セクター:-0.22%
小型株セクター:-0.14%
※フォローしているセクターでは2セクターのみの下落
経済指標
主な経済指標の結果を示します。重要性については、Invensing.comを参照させていただいています(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
- 国内総生産 (前期比) (Q4)(☆☆☆)結果:2.6% 予想:2.7%
- 米国 失業保険申請件数(☆☆☆)結果:198K 予想:196K
金利相場
- 米10年債利回り: 3.547(-0.64%)
- 米30年債利回り 3.730(-1.09%)
- 米2年債利回り 4.122(+0.60%)
- 逆イールド状態継続。上昇に一服感。
- 引き続き米国債は動きが少ない。31日21:30発表のPCEデフレーター(個人消費支出物価指数)の結果を待つ展開。
為替相場
- ドル円:132.9(+0.23%)
- 外国為替市場ではドルが主要10通貨に対して全面安で、米利上げサイクルが終了に近づいているとの観測が重しになった。
- ドイツのインフレデータが発表され、欧州中央銀行(ECB)に金融引き締めの必要があるとの見方が強まったため、ユーロは上昇した。
原油相場
- ニューヨーク原油先物相場は2週ぶり高値となった。
- フランスの年金改革に反対するデモが輸出障害となり、戦略備蓄の放出を余儀なくされた。
- イラクとクルド人自治区の対立が続いており、トルコからの原油積み出しは停止中。
- ニューヨーク商品取引所のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)5月限は1バレル=74.37ドルで1.9%上昇。
- ロンドンICEの北海ブレント5月限は99セント上昇し79.27ドル。
金相場
- ニューヨーク金先物相場は反発。
- ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比0.7%高の1オンス=1997.70ドルで終了した。
- スポット価格はニューヨーク時間午後4時22分現在、0.8%上昇し1980.94ドルとなっている。
今日の一言
今日の一言は「春相場。キテイル。」です。
金融システム不安が落ち着き、長期金利の上昇も一服しているため株式市場への資金流入が継続しています。背景には、金融引き締めの最終局面にあるという背景があります。これはもう春相場がキテイルと言ってもよいのではと思います。例年、3月後半から4月中は強いのが株式市場の季節性です。今年はマクロ環境のリスクが後退し、リスク資産である株式市場に資金が入りやすい環境が整ってきたため、例年通り春相場が到来することに期待です。
なお、リスクオンに過度に触れたら短期的には利確をしながら取り組むことがお勧めです(自戒の念を込めて)。短期(スイング)トレードでは、相場心理と逆の投資行動を取った方がうまくいきます。
今週の経済指標
今週発表される経済指標についてまとめました。今週は木曜のGDPと金曜のPCEデフレーター(個人消費支出物価指数)に注目しています。本日21:30いよいよPCEデフレーターの発表です!
先週一週間のハイライト
こちらの記事では、先週一週間の相場を振り返っています。振り返りにどうぞ。
先週一週間の主要指数と主な出来事のまとめです。
米国株月間レポート(2023年2月)
こちらの記事では、2月の相場を振り返っています。ご参考ください。
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