5秒でわかる米国市場

毎日米国株

よし(YOSHI)です。米国市場のポイントを株、経済指標、債券、為替、原油、金など総合的にまとめました。「今日の一言」では現在の相場状況について個人投資家目線で思うことをコメントしています。良ければ読んでいってください☕

目次

米国株式市場の概要

主要指数の値動き

主要指数 揃って大幅下落。
VIXは18.76と11.0%の大幅上昇。Fear&Greed指数は57で「GREED(楽観)」をギリギリ維持。

  • S&P500:-1.58%
  • NYダウ-1.02%
  • ナスダック:-1.98%
  • ラッセル2000:-2.40%
  • 日経平均+0.09%
  • TOPIX:+0.24%
  • マザーズ:-0.40%
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相場が動いたポイント

  • ファースト・リパブリック・バンクが期待外れの決算と資産売却報道を受け大幅下落(-49%)
    相場全体に売りが広がる。アフターマーケットでマイクロソフト、グーグルが決算発表。予想を上回り時間外で上昇(+5.11%、+3.63%)
  • ファースト・リパブリック・バンク
    1-3月(第1四半期)に予想を上回る預金流出となった同行は、保有する長期証券など、500億-1000億ドル(約6兆7000億-13兆4000億円)相当の資産売却を模索しているとの報道があり49%の大幅下落。
  • マイクロソフト決算
    売上高、一株利益(EPS)共に市場予想を上回る。時間外上昇。
    ● 売上高:$52.9B (市場予想:$51.12B)
    ● EPS:$2.45 (市場予想:$2.24)
  • グーグル(アルファベット)決算
    売上高、一株利益(EPS)共に市場予想を上回る。時間外上昇。
    ● 売上高:$69.8B (市場予想:$68.87B)
    ● EPS:$1.17 (市場予想:$1.08)
  • リストラ加速
    日用品・工業品メーカーの米3Mは、6000人を削減する計画を明らかに。同社が今年明らかにした人員削減はこれで8500人となり、全従業員数の約9%に相当する。

米国セクター騰落率

昨日の米国市場の各セクターについて上昇、下落それぞれ最大上位5セクターをピックアップしました。資金が入っている資金の確認にどうぞ。

上昇セクター
 なし

下落セクター
 半導体セクター:-3.37%
 クリーンエネルギーセクター:-2.69%
 小型セクター:-2.4
7
 航空セクター:-2.26%

 素材セクター:-2.17%

フォローしているセクター一覧
(ティッカーシンボル)
ハイテクグロース(QQQ)半導体(SOX)クリーンエネルギー(PBD)小型株(IWM)金融(XLF)工業(XLI)素材(XLB)エネルギー(XLE)コモディティ(DJP)ヘルスケア(XHE)生活必需品(XLP)公益(XLU)航空(JETS)一般消費財(XLY)インド(EPI)新興国(FM)

経済指標

主な経済指標の結果を示します。
Invensing.comを参照させていただいています。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。

  • 消費者信頼感指数(4月)(☆☆☆)
    結果:101.3 予想:104.0
  • 新築住宅販売戸数(3月)(☆☆☆)
    結果:683K 予想:630K

債券相場

  • 米2年債利回り:3.948(-3.18%
  • 米10年債利回り: 3.400(-2.21%
  • 米30年債利回り:3.656(-1.30%
  • 逆イールド状態継続。
  • 景気悪化を受け金利大幅下落。
  • ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「投資家はもっと常識を踏まえて、今年の経済ソフトランディングは夢想だとの現実にポートフォリオを調整する必要がある」と指摘。

※逆イールドとは?
短期金利が長期金利を上回り、イールドカーブ(利回り曲線)が右下がりの曲線となっている状態のこと。市場関係者が将来的に金利が下がるとみている場合に起こる現象で、一般的に景気後退の兆候として捉えられる。
出典:野村證券 証券用語解説集 https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ki/A02007.html

為替相場

  • 外国為替市場ではドル指数が4営業日ぶりに上昇。
  • 米株式相場の下落や米消費者信頼感の低下が背景。
  • 円も逃避需要で買われ、対ドルでは一時0.7%高の1ドル=133円37銭。

原油相場

  • ニューヨーク原油先物相場は反落。
  • 一部企業の決算が精彩を欠いたことや米消費者信頼感指数の低下を受け、金融市場全般が軟調となる中で原油も売られた。
  • CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「原油市場は様子見モードだ。実需の投資家ではなく、短期ストラテジーの投資家がトレーディングの中心になっている」と指摘。

相場

  • ニューヨーク金相場は続伸。
  • ジュリアス・ベア・グループのアナリスト、カーステン・メンケ氏は「金融危機への不安が薄れているほか、米経済の堅調ぶりを反映して米当局が金融政策を急転換させるとの見方も後退した」と指摘。
  • 金スポット価格はニューヨーク時間午後3時5分現在、0.4%高の1997.90ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比4.70ドル(0.2%)高の1オンス=2004.50ドル。
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今週の経済指標

今週一週間の経済指標の予定をまとめました。今週は国内総生産(GDP)と個人消費支出(PCE)物価指数に注目です。また企業決算に注目です。

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決算発表予定
4/25 after market
 マイクロソフト、グーグル
4/26 after market
 メタ(旧フェイスブック)
4/27 after market
 アマゾン、インテル

国内総生産(GDP)とは?
国内総生産(GDP)は、米国において新しく生産・提供された財やサービス全ての金額の合計。経済成長率はこのGDPがどれくらい伸びたかを示す。同指数には名目GDPと実質GDPがあり、名目GDPは金額をそのまま合計したものだが、実質GDPは物価変動による影響を除いて算出される。同指数は同国経済活動の最も総合的な指標であり、経済状況を示している。速報値、改定値、確報値と発表は3回あるが、最も注目されやすいのは速報値だ。

個人消費支出(PCE)物価指数とは?
PCE物価指数はPCEデフレーターとも呼ばれ、全米のすべての国内個人消費物価の平均的上昇を示す指標です。通貨への影響は両方向に進みうるもので、CPIの上昇は金利の上昇と自国通貨の上昇を誘発することがあり、一方で不景気の間はCPIの上昇は景気後退の深まりとそれによる自国通貨の下落を誘発することがあります。

出典:Investing.com: https://jp.investing.com/economic-calendar/

今日の一言

今日の一言 『再びの金融不安から相場は春の嵐

ファースト・リパブリック・バンクが原因で再び金融不安が起きています。原油やコモディティ価格の下落、金の上昇と景気悪化局面の動きが鮮明になっています。中長期的みればFRBによる利上げ停止局面となり株価の上昇要因となるものの、目先の決算の結果から強い買いにはつながらないといった様相です。

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以下は、先週一週間と、先月のまとめ記事です。
お時間があればご参考ください。

米国市場:先週一週間のハイライト(2023年4月3週目)

こちらの記事では、先週一週間の相場を振り返っています。振り返りにどうぞ。

主要指数の値動き
小動き。VIX 16.76。Fear&Greed指数は 65で「GREED(楽観)」維持。
 S&P500:-0.10%
 ナスダック:-0.42%
 NYダウ:-0.23%
 ラッセル2000:+0.58%
 日経平均:+0.25%
 TOPIX:+0.81%
 マザーズ:-0.49%

先週のポイント
テスラ、ネットフリックスなどのハイテク企業やゴールドマンサックス、バンクオブアメリカなどの銀行の決算が発表され、相場は一喜一憂。イギリスのCPI(消費者物価指数)が予想を上回り、地味に相場の上値を抑える。

5月のFOMCでの利上げ予想
据え置き予想が22.0%、25bp利上げ予想が78.0%

週末の一言
企業決算で右往左往

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米国株月間レポート(2023年3月)

2023年の3月相場のまとめ記事です。こちらも約4500文字の大作です。ご一読いただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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