この記事では前日の米国市場を振り返ります。S&P500等の主要指数、相場が動いたポイントなど株の情報に加え、株以外の相場についてもまとめました。「今日の一言」では個人投資家目線で感じたことを記しています。
米国市場のまとめ
主要指数
主要指数 まちまちの展開
VIXは16.98。Fear&Greed指数は60で「GREED(楽観)」復帰。
指数 | 騰落率 |
---|---|
S&P500 | +0.05% |
NYダウ | -0.03% |
ナスダック | +0.18% |
ラッセル2000 | -0.31% |
日経平均 | -0.71% |
TOPIX | -0.21% |
マザーズ | +1.47% |
相場が動いたポイント
- 小動きの一日
景気減速や地方銀行の健全性を巡る懸念があるが良好な企業業績が相場を下支え。5/10(水)21:30 発表の消費者物価指数(CPI)待ち。 - 融資基準を厳格化
米連邦準備制度理事会(FRB)が四半期ごとに実施する上級融資担当者調査では、1-3月(第1四半期)に融資基準が厳格化され、商業・産業向け貸し出し需要が軟化したと報告された。 - アップルが社債発行
米アップルは米国で投資適格級の社債を発行。社債は5本立てで総額52億5000万ドル(約7090億円)。当初予定の約50億ドルから規模を拡大した。最長の年限は30年債で、同年限の米国債利回りに108ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上乗せになる。達した資金は一般的な事業目的に充当される。 - マルコ・コラノビッチ氏(JPモルガン・チェースのチーフストラテジスト)
「米銀行セクターへのストレスに加え、債務上限の特別措置が使い切られる可能性が迫っていることを受け、足元のリセッションリスクが高まっている」その上で「破壊的なことが起こらない限り、米国はゆっくりリセッション入りし、連邦公開市場委員会(FOMC)が年内に予防的な緩和に踏み切る余地は生まれない」と語った。
セクター騰落率
上昇、下落それぞれ最大上位5セクターをピックアップしました。
セクター | 上昇率 |
---|---|
航空 | +0.95% |
コモディティ | +0.62% |
半導体 | +0.56% |
一般消費財 | +0.34% |
ハイテクグロース | +0.25% |
セクター | 下落率 |
---|---|
新興国 | -0.51% |
クリーンエネルギー | -0.41% |
工業 | -0.36% |
素材 | -0.33% |
公益 | -0.30% |
経済指標
前日に発表された主な経済指標の結果です。
本日は特になし。
Invensing.comを参照させていただいています。いつもありがとうございます。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
債券相場
- 米2年債利回り:4.001(+1.48%)
- 米10年債利回り: 3.507(+1.48%)
- 米30年債利回り:3.823(+1.35%)
- 逆イールド状態継続。
- アップルの社債発行の影響で国債売りが進行。
- イエレン米財務長官は債務上限問題を解決するため、議会が上限を引き上げる以外に良い選択肢はないと述べた。
為替相場
- 外国為替市場でドル指数が小幅高
- 米国債利回りの上昇と融資調査がドル買いを誘った。
- ドルは対円でも小幅高、一時的に1ドル=134円台後半まで下げる場面もあった。
原油相場
- ニューヨーク原油先物相場が続伸
- カナダの山火事による供給混乱と、予想を上回る4月の米雇用統計によって景気減速懸念が後退したことが要因。
- 4月の米雇用統計が予想を上回り、景気減速懸念が後退
- 英スタンダードチャータードのホースネル氏は、「雇用の数字が支えになっているが、価格上昇の理由は価格が低過ぎたため」と述べた。
- NYMEXのWTI先物6月限は前営業日比1.82ドル高の1バレル=73.16ドルで終了し、ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.71ドル高の77.01ドルで取引された。
金相場
- ニューヨーク金相場は反発するも、ドルが下げを埋めるため伸び悩み。
- 中国の金準備は6カ月連続で増加し、中央銀行が金保有を拡大。
- 金は最高値が射程圏内で、オンス当たり2000ドル以上推移。
- 投資家は今週発表される米CPIに注目し、金利上昇が金の投資妙味を相対的に低下させる可能性を指摘した。
- スポット価格は前営業日比0.2%高の1オンス=2021.57ドル、COMEX金先物6月限は8.40ドル(0.4%)高の2033.20ドルで終了。
今日の一言
『嵐の前の静けさ』
本日はあまり動きがない一日でした。CPIとPPIの発表を控え様子見姿勢が強いです。米債務上限の特別措置が6/1に期限を迎えるという問題や金融機関破綻のリスクがくすぶるものの、金融政策の判断に重要なインフレの状況を見極めようという展開です。今週も荒れた相場になるかもしれません。一週間頑張りましょう。
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今週発表される経済指標
今週の経済指標の予定をまとめました。今週は消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)に注目。
先週のハイライト
こちらの記事では、先週一週間の相場を振り返っています。
✅主要指数の値動き
まちまちの展開。VIX 17.18。Fear&Greed指数は 59で「GREED(楽観)」維持。
S&P500:-0.80%
ナスダック:+0.07%
NYダウ:-1.24%
ラッセル2000:-0.51%
日経平均:+1.04%
TOPIX:+0.88%
マザーズ:-0.15%
✅先週のポイント
三度目の金融不安で相場を押し下げ。ウェスタンアライアンスバンコープ、パックウェストバンコープ、ファーストホライゾンなど50%を超える暴落が相次ぐ。最終的には金曜にJPモルガンが地銀の投資判断を引き上げ大幅反発しました。アップルも無事に決算を通過し買い安心感。
✅5月のFOMCでの利上げ予想
据え置き予想が93.3%、25bp利上げ予想が6.7%
✅週末の一言
『三度目の金融不安で右往左往』
先週発表された経済指標
先月のハイライト
2023年の4月相場のまとめ記事です。
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