FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録が発表され、追加利上げについて委員の中でも意見がわかれていることが明らかになりました。また、エヌビディア(NVDA)が引け後にピカピカ決算を発表。時間外で約27%上昇しており、デフォルト(債務不履行)懸念で沈む米国市場に希望の灯をともしています。
本日も個人投資家目線で米国市場の動向をまとめていきます。
米国市場のまとめ
S&P500等の主要指数の動き
『主要指数 揃って続落』
指数 | 騰落率 |
---|---|
S&P500 | -0.73% |
ナスダック | -0.61% |
NYダウ | -0.77% |
ラッセル2000 | -1.16% |
米国10年債金利 | +1.05% |
VIX | 20.03(+8.09%) |
Fear&Greed | 61(GREED) |
相場のポイント
FOMC議事録
米連邦公開市場委員会(FOMC)5月会合の議事録では、「もし経済が当局者見通しに沿って展開するなら、今後のさらなる政策引き締めは必要ないかもしれないと幾人かの参加者は指摘した」と記述。一方で「一部の参加者は、インフレ率を2%に戻すための進展が受け入れ難いほど遅い状態が続く可能性があるとの見通しに基づき、将来の会合での追加の政策引き締めが正当化される可能性が高いと発言した」と記された。5月のFOMCでは25bの利上げを決定、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは5-5.25%としていました。
米債務上限を巡る協議
債務上限交渉は、未だ妥結に至らず相場は下落。イエレン米財務長官は連邦政府の資金が枯渇しつつあり、市場では現在ストレスの兆候が表れ始めていると指摘。またバイデン政権が重点を置いているのはデフォルト(債務不履行)に陥った場合の対応計画を練ることではなく、債務上限を巡る交渉で合意を完了させることだと述べました。また、政府が支払いを行うための資金が6月1日にも枯渇する可能性があると改めて警告しました。
エヌビディア(NVDA)決算発表
エヌビディア(NVDA)が引け後に決算発表。市場予想を上回り時間外で27%の上昇。ゲーム用GPU(画像処理半導体)が減少したが、収益性の高い生成AI(人工知能)に使う半導体が伸びて増益を確保しました。これを受け先物相場全体を押し上げています。
● 売上高:$7.19B (市場予想:$6.52B)
● EPS:$1.09 (市場予想:$0.92)
セクター騰落率
上昇、下落それぞれ最大上位5セクターをピックアップしました。
セクター | 上昇率 |
---|---|
エネルギー | +0.44% |
インド | +0.25% |
セクター | 下落率 |
---|---|
航空 | -1.91% |
半導体 | -1.68% |
金融 | -1.30% |
工業 | -1.29% |
素材 | -1.14% |
経済指標の結果
FOMC議事録は前述の通り。
Invensing.comを参照させていただいています。いつもありがとうございます。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
今週の経済指標
今週の経済指標の予定をまとめました。FOMC議事要旨、国内総生産(GDP)、個人消費支出(PCE)物価指数、ミシガン大学消費者信頼感指数に注目です。
今日の一言
『エヌビディア半端ないって』
エヌビディアが気持ちいい決算を発表し大幅上昇しています。AIの波が既に実需にキテイマス。エヌビディアほどの大型の企業が27%も上昇するなんて米国市場も半端ないですね。さて、モヤっとしていた相場の雰囲気はこれで変わるかも知れません。この流れで債務上限交渉のプロレスが解決すれば株価は上抜けする可能性が高いと思います。そろそろ買い戻していきます。
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