米債務上限を巡る協議がどうやら進展しているようです。バイデン米大統領はデフォルト回避への自信を表明し、マッカーシー下院議長は週内合意は「実行可能だ」と述べています。これを受けて株価は大幅に上昇しています。本日も米国市場の動向をまとめていきます。
米国市場のまとめ
S&P500等の主要指数の騰落率
主要指数 揃って大幅上昇
VIXは17.99。Fear&Greed指数は61で「GREED(楽観)」に。
指数 | 騰落率 |
---|---|
S&P500 | +1.19% |
NYダウ | +1.15% |
ナスダック | +1.28% |
ラッセル2000 | +2.21% |
日経平均 | +0.84% |
TOPIX | +0.30% |
マザーズ | +0.11% |
相場のポイント
米債務上限を巡る協議
バイデン米大統領は債務問題の交渉が妥結し、米国はデフォルトを回避するとの見解を示しました。大統領は日本出発前のホワイトハウスで記者団に対し、予算合意が達成されることを確信していると述べました。一方、大統領は合意が帰国する21日までに成立することはないだろうと説明し、交渉が数日続くと述べました。マッカーシー下院議長も債務問題についてデフォルトにはならないと確信しており、交渉を進める意向を示しました。プロレス終了の兆しが見えています。
クレディSのAT1債無価値化、CDS発動せず
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場を監督するクレジットデリバティブ決定委員会(CDDC)は、クレディ・スイス・グループが発行したその他ティア1債(AT1債)が無価値とされた場合、CDSの発動対象にはならず、損失の補償支払いも発生しないことを決定しました。
G7広島サミット 19日開幕
G7とEUの首脳は、中国やロシアに対抗するため、一部の国に対して魅力的な計画を提示する準備を進めています。G7の戦略は、ブラジルやベトナム、南アフリカ、カザフスタンなどの新興国との連携強化を目指しており、ハイレベルな関与や既存のインフラプロジェクトの協調改善、各国に特化した行動計画などが柱となっています。
セクター騰落率
上昇、下落それぞれ最大上位5セクターをピックアップしました。
セクター | 上昇率 |
---|---|
航空 | +4.26% |
半導体 | +2.49% |
小型 | +2.23% |
一般消費財 | +2.08% |
金融 | +2.01% |
セクター | 下落率 |
---|---|
公益 | -0.36% |
インド | -0.15% |
ヘルスケア | -0.10% |
生活必需品 | -0.05% |
新興国 | -0.04% |
経済指標の結果
住宅着工件数 (4月)☆☆☆
結果:1.401M予想:1.400M
Invensing.comを参照させていただいています。いつもありがとうございます。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
今週の経済指標
今週の経済指標の予定です。今週は大きなものはありませんが、ニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀の経済指標に加え、パウエル議長の発言に注目です。ブログやツイッターで随時発信します。
今日の一言
『プロレス終了の兆し』
昨日とはうって変わって米債務上限を巡る協議の進展の報道が出てきました。バイデン大統領とマッカーシー米下院議長は揃って歩み寄りの姿勢を見せています。早速、株式市場は上昇で反応。バイデン大統領のコメントをみるとやはりG7サミットから帰国する21日に合意して成果をアピールする段取りになっていそうです。昨日まではTOPIXが1990年8月以来33年ぶりのバブル後高値を更新していますが次は米国市場が盛り上がることを期待したいと思います。
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