ラッセル2000が大幅上昇。出遅れていた小型株、金融株、航空株などに資金が流入しました。この動きは特筆すべき値動きで「グレートローテーション」が起きている可能性があります。仮想通貨市場では昨日に続き米証券取引委員会(SEC)がコインベースを提訴というニュースが飛び込んできています。
この記事では個人投資家目線で前日の米国市場のポイントをまとめました。株式市場が上下した理由、経済指標、マクロ環境などを把握しあなたの投資判断の参考にしてください。
米国市場のまとめ
指数 | 騰落率 |
---|---|
S&P500 | +0.24% |
ナスダック | +0.36% |
NYダウ | +0.03% |
ラッセル2000 | +2.69% |
米国10年債金利 | -0.35% |
VIX | 13.95(-5.23%) |
Fear&Greed | 74(EXTREAME GREED) |
主要指数:ラッセル(2000)が大幅上昇
主要指数は揃って上昇。ラッセル2000が大幅上昇しています。VIX指数は15を下回りました。これは金融引き締め前の2021年8月以来の出来事です。Fear&GreedはついにEXTREAME GREED(極めて楽観)に。
相場のポイント
ラッセル2000(小型株)、金融株、航空株などに資金流入
これまで半導体、ハイテクセクター主体の偏った上昇であった株式市場でしたが、昨日は、出遅れていたラッセル2000(小型株)、金融株、航空株などバリュー銘柄いにも資金が入りました。この動きから株式市場全体に資金が流入していることがわかります。非常に良好な傾向です。
米証券取引委員会(SEC)がコインベースを提訴
米証券取引委員会(SEC)は米国最大の暗号資産(仮想通貨)交換業者コインベース・グローバルを何年にもわたって証券規則に対する違反があったとして提訴。SECは SOL、ADA、MATIC、FIL、SAND、AXS、CHZ、FLOW、ICP、NEAR、VGX、DASH、およびNEXOが証券であると主張。 ゲンスラーSEC委員長は発表文で「コインベースは証券法の対象であるにもかかわらず、取引所やブローカーディーラー、クリアリングハウスの機能を混合させ不法に提供した」と説明しました。SECは前日、バイナンス・ホールディングスと同社のCZ CEOを提訴していました。コインベース株は12%下落したものの仮想通貨はむしろ反発し、前日の下落分を取り戻しました。
セクター騰落率
上昇/下落 最大5つピックアップ。
セクター | 上昇率 |
---|---|
小型 | +2.63% |
航空 | +1.71% |
新興国 | +1.65% |
半導体 | +1.28% |
金融 | 1.26% |
セクター | 下落率 |
---|---|
生活必需品 | -0.50% |
公益 | -0.08% |
ハイテク | -0.02% |
経済指標の結果
特になし。
経済指標はInvensing.comを参照。いつもお世話になります。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
今日の一言
『良質な資金循環。グレートローテーションキテイル?』
本日は小型株、金融株、航空株などこれまで出遅れていたセクターに広く買われました。この動きは先週金曜にもおきていました。こはもしかすると、債券などの安全資産から、株式などのリスク資産に投資資金が移動するグレートローテーションが始まっているかもしれません。債券市場は株式市場よりも20倍の取引が行われている巨大な市場です。資金が少し動くだけで株価の大幅上昇に繋がります。過熱感も高まっており怖さもありますがこの波はしっかりと乗っておきたいところです。
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