予想を上回る失業保険申請件数を受け米国長期金利が下落。前日下落していたハイテク株は1日で下落分を戻しました。米国市場は引き続き非常に展開です。一方でユーロ圏はリセッション入り。世界経済の停滞が続きます。
この記事では個人投資家目線で前日の米国市場のポイントをまとめました。株式市場が上下した理由、経済指標、マクロ環境などを把握しあなたの投資判断の参考にしてください。
米国市場のまとめ
指数 | 騰落率 |
---|---|
S&P500 | +0.62% |
ナスダック | +1.02% |
NYダウ | +0.50% |
ラッセル2000 | -0.64% |
米国10年債金利 | -2.21% |
VIX | 13.66(-2.08%) |
Fear&Greed | 76(EXTREAME GREED) |
主要指数:ナスダックが反発。昨日の下落分を取り戻す
主要指数は揃って上昇。前日、大幅に下落していたナスダックが反発。VIX指数は14を下回りました。Fear&GreedはEXTREAME GREED(極めて楽観)を継続。
相場のポイント
失業保険申請件数
失業保険申請件数 は261K(予想235K)と予想を大幅に上回り2021年10月以来の高水準に増加しました。増加している企業のレイオフ発表が実際の雇用削減につながり始めた可能性が示唆されています。これを受け米国長期金利が大幅に下落。ハイテク株の上昇に繋がりました。
ユーロ圏 リセッション確認
ユーロ圏の1-3月(第1四半期)の域内総生産(GDP)は前期比0.1%減に改定されました。これで2四半期連続のマイナス成長となり、新型コロナのパンデミック以降で初めてのリセッションが確認されました。た。ロシアのウクライナ侵攻を受けたエネルギー急騰が響きました。
セクター騰落率
上昇/下落 最大5つピックアップ。
セクター | 上昇率 |
---|---|
一般消費財 | +1.48% |
ハイテク | +1.24% |
半導体 | +1.07% |
コモディティ | +0.76% |
生活必需品 | +0.69% |
セクター | 下落率 |
---|---|
エネルギー | -0.43% |
小型 | -0.37% |
素材 | -0.36% |
ヘルスケア | -0.35% |
インド | -0.12% |
経済指標の結果
失業保険申請件数 ☆☆☆
結果:261K 予想:235K
経済指標はInvensing.comを参照。いつもお世話になります。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
今日の一言
『前日の下落を1日で戻す強い相場』
いやぁ米国市場は強いです。昨日ナスダックは大幅に下落し一旦調整にはいると思いましたが1日で前日の下落分を取り戻してきました。Fear&GreedもEXTREAM GREED(極めて楽観)と過熱感が出てきていますが引き続き株式市場にリスク資産が流れている状況に変わりはなさそうです。少なくともショートは危険ですね。今日も頑張りましょう。
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