消費者物価指数(CPI)は予想を下回りインフレ再燃は確認されず。今週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)にて利上げ休止を補強する材料となりました。これを受け株式市場は素直に上昇で反応しています。この記事では個人投資家目線で前日の米国市場のポイントをまとめました。株式市場が上下した理由、経済指標、マクロ環境などを把握しあなたの投資判断の参考にしてください。
米国市場のまとめ
指数 | 騰落率 |
---|---|
S&P500 | +0.69% |
ナスダック | +0.83% |
NYダウ | +0.43% |
ラッセル2000 | +1.23% |
米国10年債金利 | +2.23% |
VIX | 14.60(-2.67%) |
Fear&Greed | 80(EXTREAME GREED) |
主要指数:連日の上昇
主要指数は揃って上昇。昨日に続き連日の上昇です。米国10年債金利は上昇していますが、問答無用に株式市場に資金が流入しています。Fear&Greedは80まで来ているのでかなり楽観状態にあります。一つネガティブな情報があると一気に巻き戻しが起こる結構危うい状況と思います。
相場のポイント
消費者物価指数(CPI)
総合、コアともに前年同月比の上昇率が4月を下回りました。総合CPIの前年比4%上昇は2021年3月以来の低い伸び。コアCPIの前月比は3カ月連続で0.4%上昇。ガソリン価格の低下が影響しました。一方で総合CPIの約3分の1を占める住居費は前月比0.6%上昇と、伸びが再び加速しました。食品は小幅に上昇。インフレ再燃は確認されず、今週予定されているFOMCにて利上げ休止を補強する材料となりました。
セクター騰落率
上昇/下落 最大5つピックアップします。
セクター | 上昇率 |
---|---|
クリエネ | +2.63% |
素材 | +2.32% |
航空 | +2.07% |
工業 | +1.16% |
半導体 | +1.15% |
セクター | 下落率 |
---|---|
公益 | -0.02% |
経済指標の結果
消費者物価指数(CPI)(前月比)☆☆☆
結果:0.1% 予想:0.2%
コアCPI(前月比)
結果:0.4% 予想:0.4%
CPI(前年比)
結果:4.0% 予想:4.1%
コアCPI(前年比)
結果:5.3% 予想:5.3%
出典:Invensing.com
https://jp.investing.com/economic-calendar/
今日の一言
経済指標祭り開始。CPIは幸先のよいスタートとなりました。株価の動きはまずは寄り天となり利益確売りが優勢となりました。恐らく、昨日CPI鈍化予想で既に株価が上昇していたので事実で売られた形かと思います。FEAR&GREEDも80 EXTREAME GREEDと総楽観状態になってきましたので、この後の生産者物価指数(PPI)、FOMCが予想通りの結果だと一旦売られる可能性が高いように思います。高値掴み注意です。
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今週の経済指標
週末のブログでも書きましたが今週は経済指標祭りです。
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