米大手金融機関23行がストレステスト(健全性審査)に通過。金融株が上昇しNYダウとラッセル2000を押し上げています。ハイテク株には調整が入りナスダックは小動きです。
この記事では個人投資家目線で前日の米国市場のポイントをまとめました。株式市場が上下した理由や経済指標などを把握しあなたの投資判断の参考にしてください。
米国市場のまとめ

指数 | 騰落率 |
---|---|
S&P500 | +0.45% |
ナスダック | +0.00% |
NYダウ | +0.80% |
ラッセル2000 | +1.23% |
米国10年債金利 | +3.56% |
VIX | 13.54(+0.82%) |
Fear&Greed | 80 (EXTREME GREED) |
主要指数:揃って上昇 NYダウ・ラッセル2000が上昇
金融株の構成比率が多いNYダウとラッセル2000が上昇。米国10年金利は堅調な経済指標を受け大幅上昇しています。VIXはわずかに上昇。Fear&Greed EXTREME GREEDを継続しています。
相場のポイント

米国長期金利が大幅上昇
米国長期金利が+3.56%の大幅上昇。国内総生産 (前期比) (Q1)が 2.0%(予想 1.4%)と予想を上回ったことなど強い経済指標が影響しました。ハイテク株に上値を押さえたものの大きく崩れることはありませんでした。
米大手金融機関23行がストレステスト(健全性審査)通過
米大手金融機関23行がFRB(米連邦準備制度理事会)による今年のストレステスト(健全性審査)を通過しました。この年次審査は金融業界が注視しており、通過すれば大手銀行は株主還元の許可を得たことになります。これを受け金融株が上昇しています。
パウエルFRB議長 スペインでの講演でも連続利上げを示唆
パウエルFRB議長はスペインのマドリード行われた講演で、インフレ率を当局目標の2%に押し下げるには、年内に少なくともあと2回の追加利上げが必要になる公算が大きいとの見解を示しました。前日と同じメッセージを発信しています。
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経済指標の結果
国内総生産 (前期比) (Q1)☆☆☆
結果 2.0% 予想 1.4%
失業保険申請件数☆☆☆
結果 239K 予想 266K
中古住宅販売保留 (前月比) ☆☆☆
結果 -2.7% 予想 0.2%
今日の一言

静かな相場展開。経済指標の発表を待っている状況でしょうか。来週米国は独立記念日がありホリデーウィークなので市場参加者も少ないのかも知れません。
7月の利上げ予想は89.3%と25bp利上げをかなり折り込み。利下げ予想も2024年3月と後退しています。パウエルFRB議長の度重なる追加利上げが必要とのメッセージが効いていますね。引き続き重要な経済指標をフォローし世界経済の動向を注視ます。
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今週の経済指標

今週もFRBパウエル議長の証言が2回あります。また、GDPと個人消費支出(PCE)物価指数にも注目です。
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出典/参考資料
- 経済ニュース全般 |Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/ - 経済指標|Invensing.com
https://jp.investing.com/economic-calendar/
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