米国債務上限をめぐるプロレスがついに決着へ。米国東部時間31日夜(日本時間:1日午前)に採決が行われます。株式市場はピークアウトし下落。一旦利益確定売りが優勢となりました。今週末の雇用統計の発表を控え軟調な展開です。本日も個人投資家目線で米国市場の動向をまとめていきます。
米国市場のまとめ
S&P500等の主要指数の動き
『主要指数 揃って反落』
指数 | 騰落率 |
---|---|
S&P500 | -0.61% |
ナスダック | -0.63% |
NYダウ | -0.51% |
ラッセル2000 | -1.32% |
米国10年債金利 | -1.30% |
VIX | 22.12(-1.34%) |
Fear&Greed | 62(GREED) |
相場のポイント
利益確定売り優勢
株式市場は利益確定売りが優勢となり下落。エヌビディア(NVDA)は5.68%の下落で一旦ピークアウト。JOLT求職の結果は、結果:101.103M、予想:9.775Mと予想を上回り、3カ月ぶりの高水準。米連邦公開市場委員会(FOMC)が追加利上げを検討する根拠が増えた格好になります。
一方、FRBのジェファーソン理事は、FOMCが6月の会合では金利据え置きに傾いていることを示唆した上で、そうした決定が行われても利上げ終了を意味するわけではないとしました。フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は「一度少し様子を見ていいだろうと思う」と述べました。この発言が伝わった後に株式相場は下げ幅を縮め、米国債利回りは低下しました。
米国債務上限をめぐる協議
バイデン米政権と共和党の債務上限合意を盛り込んだ「財政責任法案」について、両党首脳は米東部時間31日夜(日本時間1日午前)の下院採決で可決されると自信を表明しました。バイデン大統領は「計画通りに進んでいるようだ」と発言。共和党のエマー下院院内幹事は、賛成票は確保したとの確信を示し、法案は「通過する」と述べました。院内幹事(party whip:党の方針に基づいて票集めを画策するる役目の議員)が頑張っているようです。
セクター騰落率
上昇/下落 上位5セクターをピックアップ。
セクター | 上昇率 |
---|---|
公益 | +0.92% |
ヘルスケア | +0.31% |
生活必需品 | +0.11% |
セクター | 下落率 |
---|---|
半導体 | -2.71% |
エネルギー | -1.76% |
工業 | -1.36% |
素材 | -1.07% |
金融 | -1.06% |
経済指標の結果
JOLT求職 ☆☆☆
結果:101.103M 予想:9.775M
経済指標はInvensing.comを参照。いつもお世話になります。
(出典:https://jp.investing.com/economic-calendar/)。
今週の経済指標
今週の経済指標の予定をまとめました。今週は雇用統計に注目です。
今日の一言
『プロレス 決着へ』
債務上限プロレスはついに決着。政治問題は時間がかかりますね。3週間程この話題で相場は右往左往していたのではないでしょうか。昨日の米国市場は相場を牽引していたエヌディビアや半導体関連がピークアウト。結果的に休場明け火曜日の寄りがピークになりました。利益確定は本当に難しいですね。短期トレードでは欲を捨て上がり過ぎたらこまめに利益確定をすることが必要です。引き続き頑張しましょう。
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