【米国市場の一週間】FOMC予想通り25bp利上げ 日銀が相場を揺らす

ラッセル2000 ブログ

このブログ記事のポイント
主要指数 一週間の動き
・一週間の出来事
・週間セクター騰落率
・S&P500 日足チャート
・経済指標の結果
・FOMC 利上げ予想

・来週の経済指標の予定
相場展望

米国市場の主要なトピックは米連邦公開市場委員会(FOMC)にて予想通り25bpの利上げが決定されました。今後の追加利上げはデータ次第との見解が改めて示されました。サプライズとなったのは日銀のイールドカーブコントロールを巡る報道。日本時間木曜の深夜に突然日経新聞からのリーク記事が出され相場を揺らしました。米国市場は金曜には持ち直し、主要指数(S&P500、ナスダック、NYダウ、ラッセッル2000)は揃って上昇しました。

このブログ記事では個人投資家目線で米国市場の一週間を網羅的にまとめました。株式市場が上下している理由や世界経済の動向を把握し、あなたの投資成績の向上にお役立てください。

目次

米国市場 一週間まとめ

米国主要指数 一週間の動き揃って上昇

米国株 個人投資家
指数週間騰落率
S&P500+1.01%
ナスダック+2.02%
NYダウ+0.66%
ラッセル2000+1.09%
米国10年金利+2.92%
VIX13.34(-1.84%)
Fear & Greed78(EXTREME GREED)

主要指数は揃って上昇。S&P500、ナスダック、NYダウ、ラッセル2000いずれも上昇しています。長期金利が上昇しているものの株式市場は強いです。Fear&GreedはEXTREME GREEDを維持。

米国市場 一週間の出来事日銀政策決定会合で一時下落

米国株 個人投資家

FOMC 25bp利上げ

米連邦公開市場委員会(FOMC)は25、26日に開催した定例会合で、主要政策金利を25bp引き上げることを全会一致で決定。フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジは5.25-5.5%で、22年ぶりの高水準となりました。パウエル議長は「この先、適切と考えられる追加政策引き締めの程度を決定する上では、引き続きデータ重視のアプローチで臨む」と述べ追加利上げについてはデータ次第との見解を改めて示しました。

NYダウが記録的な連騰

今週はNYダウが13営業日連続の記録的な連騰を演じました。足踏みするS&P500やナスダック、ラッセル指数を尻目に相場を米国市場を牽引しました。

日銀金融政策決定会合

日本銀行は28日の金融政策決定会合で決めたイールドカーブコントロール(長短金利操作)政策の柔軟化を決めた。日銀は今回の運用柔軟化で、長期金利の上下0.5%程度の許容変動幅を「めど」と位置付けた上で、上昇抑制を目的に国債を買い入れる指し値オペの水準を従来の0.5%から1.0%に引き上げた。日銀の想定を上回って推移する消費者物価の上昇に対応した実質的な緩和修正。

植田和男総裁は記者会見で上振れリスクを繰り返し強調した。経済・物価情勢が上振れた場合、それを反映する形で長期金利が「0.5%と1%の間に上昇していくことを容認しようという姿だ」と語りました。

米国市場 週間セクター騰落率

今週は半導体、ハイテクグロース、新興国セクターが上昇し、航空、公益、クリーンエネルギーセクターが下落しました。NYダウが強かったにもかかわらず航空や公益セクターが下落していたのは意外です。

セクター騰落率
ハイテクグロース+2.09%
半導体+4.13%
クリーンエネルギー-0.42%
小型株+1.01%
金融-0.17%
工業+0.56%
素材+1.81%
エネルギー+1.84%
コモディティ+1.32%
ヘルスケア+0.25%
生活必需品+0.62%
公益-2.07%
航空-2.62%
一般消費財+1.04%
インド+1.06%
新興国+2.35%

確認しているセクター一覧
(ティッカーシンボル)
ハイテクグロース(QQQ)半導体(SOX)クリーンエネルギー(PBD)小型株(IWM)金融(XLF)工業(XLI)素材(XLB)エネルギー(XLE)コモディティ(DJP)ヘルスケア(XHE)生活必需品(XLP)公益(XLU)航空(JETS)一般消費財(XLY)インド(EPI)新興国(FM)

S&P 500 日足チャートバンドウォーク継続中

チャート

S&P500のチャートは5日移動平均線をサポートにバンドウォーク。木曜に崩れかけましたが金曜にすぐに持ち直しています。調整を入れつつもこの上昇トレンドが継続することに期待したいです。

一週間で発表された経済指標の結果

米国株 個人投資家

サービス業購買部協会景気指数☆☆☆
 結果52.4 予想54.0
消費者信頼感指数☆☆☆
 結果117.0 予想111.8
新築住宅販売戸数☆☆☆
 結果697K 予想725K

個人消費支出(PCE)☆☆☆
PCE総合 前月比

 結果0.2% 予想0.2%
PCE総合 前年比
 結果3.0% 予想3.1%
コアPCE 前月比
 結果0.2% 予想0.2%
コアPCE 前年比
 結果4.1% 予想4.2%

ミシガン大学消費者信頼感指数☆☆
 結果71.6% 予想72.6

次回FOMC 利上げ予想

FOMC 予想

次回のFOMCは9月20日。25bp利上げ予想は20.0%とまだ低いです。パウエル議長は追加利上げはインフレのデータ次第とコメントしており、今後発表される経済指標で利上げ予想がどう変化していくかに注目です。

来週の経済指標雇用統計に注目

経済指標 ブログ

来週は雇用統計に注目。雇用者数と失業率で米国経済の状況を確認すると共に平均時給で賃金インフレの状況を確認しましょう。

来週の相場展望上抜けに期待

FOMC 予想

S&P500、ナスダック、ラッセル2000いずれも上抜けしそうなチャートで、NYダウは高値更新を続けています。ここ最近はNYダウに資金が入っていましたが次はS&P500、ナスダック、ラッセル2000のターンがくることに期待です。来週は8/3にアップルアマゾンの決算があるのでこれらの決算次第でしょう。金融政策の観点からは雇用統計に注目です。

ちなみに下記の記事では金融政策の動きを把握することの重要性について考察しています。

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私は約7年ほど投資をしていますが、短期トレードは全てGMOクリック証券【CFD】を利用しています。CFDと聞くとレバレッジをかけてリスクが高いイメージがありますがコツがあります。この記事ではGMOクリック証券を使ったCFD取引のメリットや注意点についてまとめています。

失敗談はこちら。

米国市場月間レポート

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出典/参考資料

  1. 経済ニュース全般 |Bloomberg
    https://www.bloomberg.co.jp/
  2. 経済指標|Invensing.com
    https://jp.investing.com/economic-calendar/
  3. チャート|TradingView
    https://jp.tradingview.com/
  4. FOMC 利上げ予想|CME FedWatchツール
    https://www.cmegroup.com/ja/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html
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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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