【米国市場の一週間】今週もナスダック・ラッセル2000が大幅下落|中国経済の不透明感とFOMC議事要旨で揺れる相場

米国株 一週間

このブログ記事のポイント
主要指数 一週間の動き
・一週間の出来事
・週間セクター騰落率
・S&P500 日足チャート
・経済指標の結果
・FOMC 利上げ予想

・来週の経済指標の予定
相場展望

米国市場は3週連続で軟調な相場展開。中国経済の不透明感FOMC議事要旨ににて金融引き締めの継続が意識されました。主要指数はナスダックとラッセル2000が先週に続き大幅に下落、先週まで耐えていたNYダウとS&P500も下落しました。

このブログ記事では個人投資家目線で米国市場の一週間を網羅的にまとめました。株式市場が上下している理由や世界経済の動向を把握し、あなたの投資成績の向上にお役立てください。

目次

米国市場 一週間まとめ

米国主要指数 一週間の動き|今週もナスダック・ラッセル2000が大幅下落

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指数週間騰落率
S&P500-2.11%
ナスダック-2.59%
NYダウ-2.21%
ラッセル2000-3.41%
米国10年金利+2.38%
VIX17.29(+16.35%)
Fear & Greed45(NEUTRAL)

主要指数は揃って下落。ナスダックラッセル2000がそれぞれ-2.59%-3.41%と大幅下落、先週は耐えていたNYダウS&P500-2.21%-2.11%と耐え切れずに下落です。

VIX指数は+16%の大幅上昇。Fear&Greed指数もGREEDからNEUTRALまで落ちています。

米国市場 一週間の出来事

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中国経済の不透明感

今週は2つのニュースが相場を揺らしました。
一つ目のニュースは、中国有数の不動産開発業者である碧桂園(カントリーガーデン)が先週7日の利払いを履行できず、デフォルト(債務不履行)懸念とのニュース。中国不動産銘柄が大幅に下落しました。

二つ目のニュースは、中国恒大集団(こうだいしゅうだん)がNYで連邦破産法15条の適用申請とのニュース。中国不動産セクターを巡る懸念が台頭しました。

FOMC議事要旨にて引き続きの金融引き締めを示唆

水曜に発表された7月のFOMCの議事要旨にて、「著しい」インフレリスクがあり、利上げ継続が必要との見解が示されました。これを受け長期金利が+0.90%の上昇、株はS&P500で-0.76%の大幅下落となりました。

米国市場 週間セクター騰落率

今週は全面安。上昇セクターなし、下落セクター上位はクリーンエネルギー、新興国、航空セクターでした。強かったエネルギーセクターも下落しています。

セクター騰落率
ハイテクグロース-2.21%
半導体-1.47%
クリーンエネルギー-5.76%
小型株-3.32%
金融-2.69%
工業-2.43%
素材-2.28%
エネルギー-1.21%
コモディティ-1.21%
ヘルスケア-3.83%
生活必需品-2.38%
公益1.67%
航空-4.75%
一般消費財-4.16%
インド-1.09%
新興国-5.27%

確認しているセクター一覧
(ティッカーシンボル)
ハイテクグロース(QQQ)半導体(SOX)クリーンエネルギー(PBD)小型株(IWM)金融(XLF)工業(XLI)素材(XLB)エネルギー(XLE)コモディティ(DJP)ヘルスケア(XHE)生活必需品(XLP)公益(XLU)航空(JETS)一般消費財(XLY)インド(EPI)新興国(FM)

S&P 500 日足チャート

S&P500 チャート

S&P500は下落トレンド入り(青バック)。短期の移動平均線が長期の移動平均線の下に潜ってしまいました。残念ながら50日移動平均線(ピンク色)では止まりませんでしたね。しばらく調整が続きそうなチャートです。

一週間で発表された経済指標の結果

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小売売上高(前月比)
 結果0.7% 予想0.4%
コア小売り売上高(前月比)
 結果1.0% 予想-0.3%
建築許可件数(前月比)
 結果0.1% 予想-1.7%
失業保険申請件数
 結果239K 予想240K
フィラデルフィア連銀景気指数
 結果12.0 予想-10.0

次回FOMC 利上げ予想

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利上げ予想は先週から大きく変わりません。利上げなしが89.0%と引き続きメインシナリオです。

来週の経済指標

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来週はビッグイベントがあります。ジャクソンホールシンポジウムにてパウエル議長が講演を行います。金融政策について発言をすることがあるので注目です。経済指標ではないですが、エヌビディア(NVDA)の決算が23日の引け後にあります。最近の相場の上昇はAIが牽引していますので決算ミスすれば相場に衝撃が走るでしょう。

来週の相場展望

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来週の展望としては無理せずエヌビディア(NVDA)の決算とジャクソンホール待ちが無難だと思います。ただ、株は売られ過ぎ水準に入ってきましたのでボチボチ反発を狙って買いを狙ってもよいかと思います。

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出典/参考資料

  1. 経済ニュース全般 |Bloomberg
    https://www.bloomberg.co.jp/
  2. 経済指標|Invensing.com
    https://jp.investing.com/economic-calendar/
  3. チャート|TradingView
    https://jp.tradingview.com/
  4. FOMC 利上げ予想|CME FedWatch
    https://www.cmegroup.com/ja/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html
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この記事を書いた人

①株式相場の状況を発信
②長期投資のコツを発信
③CFD取引の経験談をわかりやすく発信

2016年投資開始|株ブログ350記事以上

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