このブログ記事のポイント
・主要指数 一週間の動き
・一週間の出来事
・週間セクター騰落率
・S&P500 日足チャート
・経済指標の結果
・FOMC 利上げ予想
・来週の経済指標の予定
・相場展望
米国市場はまちまちの展開。3週連続で軟調な相場でしたがやっと下げ止まった感があります。今週の主なイベントはエヌビディア(NVDA)の決算発表とジャクソンホール会合。相場は乱高下しました。
このブログ記事では個人投資家目線で米国市場の一週間を網羅的にまとめました。株式市場が上下している理由や世界経済の動向を把握し、あなたの投資成績の向上にお役立てください。
米国市場 一週間のまとめ
米国主要指数 一週間の動き|ナスダック、S&P500が上昇しNYダウ、ラッセルが下落
指数 | 週間騰落率 |
---|---|
S&P500 | +0.82% |
ナスダック | +2.26% |
NYダウ | -0.45% |
ラッセル2000 | -0.31% |
米国10年金利 | -0.42% |
VIX | 15.67(-9.37%) |
Fear & Greed | 48(NEUTRAL) |
主要指数はまちまちの展開。ナスダック+2.26%、S&P500+0.82%と上昇した一方でNYダウ-0.32%、ラッセル-0.31%と下落しています。
VIX指数は-9.37%と落ち着いてきました。Fear&Greed指数はNEUTRALのまま先週と変わらずです。
米国市場 一週間の出来事
エヌビディア(NVDA)が決算発表
エヌビディア(NVDA)は予想を大きく上回る超絶決算を発表しAI需要の高まり、実需による利益を受けていることを浮き彫りにしました。株価は、発表を受け一時大幅上昇し上場来高値の502を更新するも、その後失速しました。
●売上高:135.1億ドル(予想110.4億ドル)
●調整後EPS:2.70ドル(予想2.07ドル)
ジャクソンホール会合
パウエルFRB議長は、25日ジャクソンホール会合で講演。インフレはなお高すぎる点、適切と判断すれば追加利上げに動く用意があると述べ、引き続きの金融引き締め継続を示唆しました。株価は講演の前後で乱高下するも大きく下落することはありませんでした。
米国市場 週間セクター騰落率
今週はまちまち。上昇セクターは上位はハイグロ、コモディティ、一般消費財、下落セクター上位は航空、エネルギー、クリーンエネルギーでした。エネルギーセクターが崩れてきました。
セクター | 騰落率 |
---|---|
ハイテクグロース | +1.64% |
半導体 | +0.95% |
クリーンエネルギー | -0.53% |
小型株 | -0.35% |
金融 | +0.03% |
工業 | +0.28% |
素材 | -0.04% |
エネルギー | -1.37% |
コモディティ | +1.60% |
ヘルスケア | -0.71% |
生活必需品 | -0.82% |
公益 | +0.22% |
航空 | -1.66% |
一般消費財 | +1.23% |
インド | +1.19% |
新興国 | +1.10% |
S&P 500 日足チャート
S&P500は下落トレンド(青バック)の中でもみ合いをしています。月曜から反転が始まり、上抜けると思われましたが、木曜にすべてを打ち消す大幅陰線で反落しています。ここで止まれれば先週の金曜と、今週の木・金でダブルボトムを形成し反転が期待できるチャートになります。
来週、底抜けるか、反転できるか非常に重要な局面です。
一週間で発表された経済指標の結果
中古住宅販売戸数
結果 4.07M 予想 4.15M
→予想を下回る
新築住宅販売戸数
結果714K 予想705K
→予想を上回る
サービス業購買部協会景気指数
結果51.0 予想52.3
→予想下回る
コア耐久財受注
結果0.5% 予想0.2%
→予想を上回る
失業保険申請件数
結果230K 予想240K
→予想を下回る
ミシガン大消費者信頼感指数
結果69.5 予想71.2
→予想を下回る
次回FOMC 利上げ予想
ジャクソンホール会合を経て利上げ予想が9%上昇しています。9月利上げの可能性は低い状況ですが、発表される経済指標の結果を確認しながら動向を注視しましょう。
来週の経済指標
来週は、PCEデフレーターと雇用統計の週です。FRBによる金融政策の判断に使われる重要指数ですので注目です。
来週の相場展望
来週は大きなリスクイベント(エヌビディアの決算とジャクソンホール会合)を通過し底打ち反転を期待したいところです。S&P500 日足チャートで考察を書きましたがチャート的にはここで止まればダブルボトム形成して反転が期待できまる。
一方で、9月のレイバーデイ(今年は9/4)以降は、例年相場が荒れやすいタイミング。米国市場には年に2回大きく相場が荒れる季節性(サイクル)があります。それは2月と9月。恐怖の9月がやってきますので私は警戒しています。一方で、8月は大きく下落し3週間ほど調整しています。売り圧はかなり解消されていますので、案外荒れることなく9月を迎える可能性もあります。
いつも通り、経済指標、金融政策、10年債利回りの動きを観察しながら判断していきしょう。とにかく無理はしないように!では来週も頑張りましょう。
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出典/参考資料
- 経済ニュース全般 |Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/ - 経済指標|Invensing.com
https://jp.investing.com/economic-calendar/ - チャート|TradingView
https://jp.tradingview.com/ - FOMC 利上げ予想|CME FedWatch
https://www.cmegroup.com/ja/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html
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